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IP Infusion、OcNOSのBroadcom製Qumran3対応計画を発表

IP Infusionは、ネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS®」を拡張し、Broadcomのシングルチップ・ルーター/スイッチ用ASIC「Qumran3」ファミリーをベースとしたオープンハードウェアプラットフォームに対応する計画を発表した。既存の50種類以上の対応済みプラットフォームに同ファミリーが加わることで、事業者がアクセスからコアまでのネットワーク全体を単一OSで統合運用できるようになる。これにより、ネットワーク運用の簡素化とコスト削減を目指す。

単一ネットワークOSによる課題解決

ブロードバンドアクセスの高速化やAI接続、クラウド接続の進展に伴い、アクセスからコアに至るネットワーク容量の拡大が求められている。従来の方式では用途ごとに異なる専用装置や管理フレームワークを拡張していたため、コスト増加や運用の複雑化、電力容量やラックスペースへの負担増大が課題となっていた。

Qumran3ファミリー上で動作するOcNOSは、ネットワーク全体に単一のネットワークOSを展開する運用効率に優れたアプローチを提供する。UfiSpaceやEdgecore Networksなどのオープンネットワーキングハードウェアベンダーの多様な機種に対応し、光トランシーバーや管理・自動化フレームワークを柔軟に選択できる一貫性のあるネットワーク構築を可能にする。

3つの領域におけるネットワーク拡張

Qumran3ベースのハードウェアにOcNOSを導入することで、以下の3領域でネットワーク拡張が可能となる。

  • アクセス/アグリゲーションネットワークの拡張:MEF3.0認定済みのE-LineおよびE-LANサービス、階層型QoS、G.8275.1時刻同期、SR-MPLSなどを提供する。Qumran3UおよびQumran3Aをベースとしたプラットフォームと組み合わせることで、小型ハードウェアにアクセスおよびモバイルトラフィックを集約できる。
  • コア/プロバイダーエッジネットワークの大容量化:5nmプロセスのシングルチップで1台あたり最大25.6Tb/sのスイッチング容量を提供し、100Gb/sから800Gb/sまでのインターフェイスに対応するQumran3Dにより、装置を集約してラックスペースや消費電力を削減できる。
  • データセンター間相互接続(DCI)の拡張:コヒーレント光トランシーバーに対応し、管理機能とテレメトリ機能を統合することで、専用のオプティカルトランスポンダー装置を追加することなくIPネットワークと光伝送ネットワークを統合した運用ができる。Qumran3Dベースのハードウェアプラットフォームは800G ZR+コヒーレント光トランシーバーにも対応する。

IP Infusionのチーフプロダクト・マーケティング責任者(CPMO)であるMiguel Alonsoは、今回の対応がオープンネットワーキング普及に向けた前進であり、需要に応じたネットワーク拡張に取り組むサービスプロバイダーにシンプルさと運用効率をもたらすと述べている。

展示会での先行公開と企業概要

IP Infusionは、2026年9月29日から10月1日まで米国ジョージア州アトランタのジョージア・ワールド・コングレス・センターにて開催される「SCTE TechExpo 2026」のブースI157にて、Qumran3ベースのオープンハードウェア上で動作するOcNOSを先行公開する。

関連企業の概要は以下の通り。

  • IP Infusion:米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、Tom Savoieが最高経営責任者を務める。株式会社ACCESSの100%出資子会社で、オープンネットワーキング・ソフトウェアを開発している(https://www.ipinfusion.com/ )。
  • 株式会社ACCESS:1984年設立の独立系ソフトウェア企業(東証プライム:4813)。モバイルおよびネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供している(https://www.access-company.com/ )。

本記事はIP Infusionの発表をもとに作成。

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