INTLOOP株式会社とIdein株式会社が資本業務提携、エッジAIで企業のDX推進へ
INTLOOP株式会社とIdein株式会社は2024年9月24日、資本業務提携契約を締結したことを発表した。両社は2024年5月よりエッジAIソリューションの提供やエンジニアリング支援等で包括的な協業を開始しており、今回の提携によりさらなる連携強化を図る。
エッジAIとは、ネットワークの端に近い箇所でAI処理を行い、クラウドとの通信を最小限に抑える仕組みのことを指す。現在、エッジAIは小売業での来店者調査や製造業における新人技能員の教育等、様々な産業で利用可能性が検討されている。しかし、AIによるデータ収集時のプライバシー管理や開発・運用コスト、セキュリティ等の課題から、企業にとってPoCから導入、実装までのハードルは高い。
そこでIdeinが提供するエッジAIプラットフォーム「Actcast」と、INTLOOPの自社コンサルタントおよび約41,000名の登録プロフェッショナル人材が提供するコンサルティングサービスを組み合わせることで、各企業のエッジAI導入に伴う課題を迅速に解決し、簡単かつ効果的な導入を可能にするという。
INTLOOP代表取締役の林博文氏は、「当社とIdeinが提供するサービスを組み合わせることで、企業のエッジAI導入とDX推進に寄与する。また両社の連携によって、エッジAI利用を促進するエコシステムを構築し、未来の産業基盤づくりに貢献する」とコメントした。
一方、Idein代表取締役の中村晃一氏は、「当社はこれまでエッジAI分野で複数の大規模導入実績を積み重ねてきたが、今回の提携によりエッジAIの社会実装をさらに加速させ、より高度な価値を提供できると確信している」と述べた。
両社は今後、企業におけるエッジAIの利用を促進するためのエコシステムを構築し、日本社会のデジタルトランスフォーメーション推進に貢献していく方針だ。