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JR東日本スタートアップ、老朽小規模駅舎の低コスト・短工期建て替え技術を募集

柴田 裕が代表取締役社長を務めるJR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループの課題とスタートアップのマッチングを推進する企画「STARTUP ON DEMAND」において、小規模な老朽駅舎の建て替えに関する提案募集を実施している。対象は大規模駅ではなく小規模駅舎を想定しており、従来の工法に比べて低コストかつ短工期で建て替えられる新たな駅舎モデルや工法、仕組みを幅広く募る。募集締切は10月26日(月)23:59までとなっている。

老朽駅舎の更新における工期と費用の課題

JR東日本管内には、建設から長い年月が経過し、建て替えや更新が必要とされる木造・鉄骨造の駅舎が多く存在する。従来の工法や手順で建て替えを行う場合、駅の営業を継続しながら工事を進めるために仮設駅舎の設置が必要となる場合がある。さらに、駅機能を仮設駅舎へ移転し、新駅舎へ戻すための切替工事も発生するため、工期の長期化や工事費・移転費の増加につながる点が課題となっている。

また、駅ごとに敷地条件や必要機能が異なることから、設計、構造計算、建築確認申請などを個別に行う必要がある。今回の課題発信元である横浜事業本部管内では、更新対象の駅舎が多いことに加え、地盤条件によって建物の基礎工事費が増加する場合や、沿岸部における塩害への耐久性確保など、地域特有の条件への対応も求められている。

募集する駅舎モデルと求める条件

今回の募集では、駅舎に必要な安全性、機能性、品質を確保しつつ、設計から構造計算、建築確認申請、製造、施工までの各工程を効率化し、費用と期間を抑えられる提案を求めている。工法や構造は限定されず、プレハブやモジュール建築、規格化部材、標準設計の組み合わせにより、敷地条件や利用実態に応じて規模やレイアウトを変更できる仕組みが期待されている。また、将来の解体や撤去時の部材再利用・リサイクルのしやすさも重視される。

応募にあたっての主な要件は以下の通りとなっている。

必須要件:

  • 駅舎として必要な安全性・機能性・耐久性を確保し、駅利用者や駅運営への影響を抑えて安全に施工・使用できること
  • 設計・構造計算・建築確認申請・製造・施工等の効率化により、従来の建て替え方法と比べて費用と工期の削減が期待できること
  • 建築確認申請が通るものとすること
  • 各駅の敷地条件、必要な機能、利用実態に応じて規模やレイアウトを柔軟に変更でき、単独または他社との連携によりJR東日本グループと試作・実証に向けた検討を進められること

歓迎要件:

  • プレハブやモジュール建築、ユニット化・規格化された部材等の活用による建物の軽量化や、設計・構造計算、基礎工事、現地施工の省力化
  • 塩害や風雨等の環境条件に対する耐久性と、地域景観に馴染む意匠への対応
  • 将来の解体・撤去や部材の再利用・リサイクルのしやすさ

提供アセットと応募の流れ

採択に向けた検討にあたり、JR東日本側からは対象候補駅舎の規模・構造・利用実態・敷地条件に関する情報や、現行の建て替え方法・課題に関する情報が提供される。また、横浜事業本部の建築担当者との技術・仕様に関する意見交換や、提案内容に応じた試作・実証の進め方の検討も行われる。

応募は専用の応募フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfUz896-eh9-z77bCQkLuJxZ6wVmUAXIJYb5qKGcGDDZo5v2g/viewform?usp=header)にて10月26日(月)23:59まで受け付ける。締切後は書類審査が行われ、JR東日本グループの担当者との面談などを通じて実現可能性を確認した上で、試作・実証や技術開発に向けた具体的な検討が進められる予定となっている。

本記事はJR東日本スタートアップ株式会社の発表をもとに作成。

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