神戸にプロアイスホッケークラブ誕生へ、西日本初

神戸に西日本初のプロアイスホッケークラブが誕生する。スターズ神戸株式会社は、アジア最高峰のプロリーグ「アジアリーグアイスホッケー」への新規参入を目指し、神戸市をホームタウンとしたプロアイスホッケーチーム「スターズ神戸」を立ち上げ、運営していくことを発表した。

アジアリーグアイスホッケーは、日本と韓国の2か国のプロアイスホッケークラブが参戦し、アジアNo.1を決定する国際リーグだ。スターズ神戸の参戦が決定すれば、西日本初のプロアイスホッケークラブの誕生となる。

スターズ神戸は、アジアリーグアイスホッケーが目標に掲げる「世界トップレベルの選手を輩出」、「冬季五輪でのメダル獲得」と同様の方向性を目指している。競技に励む子どもたちが身近なプロ選手の姿を追い、将来的に世界で活躍する選手に成長できるよう、ハード面とマインドの両方で環境整備を図る考えだ。

既に、兵庫県アイスホッケー連盟や一般社団法人神戸スケートとも練習環境とスケート競技自体の普及や振興について相談しているという。氷上競技においては、フィギュアスケートに続きアイスホッケーでも神戸から世界で活躍する選手の輩出を目指す。

現在は、スポーツ業界での実務経験のあるメンバー数名がビジネスサイドのメンバーとして活動中だ。今後は、さらなるメンバーの充実と資金調達が不可欠で、並行してチームサイドのリクルーティングも進め、年内が申請期限となる「2025-26アジアリーグアイスホッケー」への参入申請を計画している。

スターズ神戸は、1994年に甲南大学体育会アイスホッケー部OBが中心となり、社会人アイスホッケー愛好チームとして創設された。その後、阪神・淡路大震災を乗り越え30年、同チーム名のまま活動を続けてきた。現在は全関西実業団アイスホッケートップリーグのAグループに所属している。

2024年5月にクラブOBを中心にスポンサードを受け法人化し、2025年より「スターズ神戸」の名前を譲り受ける形で、現アマチュアチームの活動とは別カテゴリで活動していくプロアイスホッケーチームを新設する予定だ。