コミクス、AI導入効果を試算するシミュレーター作成のミニ教材を制作
株式会社コミクスは、AI導入効果を試算する「効果シミュレーター」の作り方をまとめた全10ページのミニ教材を制作しました。計算式の設計から生成AIによる5ファイルの作成、共有用URLへの公開手順例までを紹介しています。現場と経営の間にある情報の隔たりを解消し、投資判断に活用できる数字を共有する仕組みづくりを提案しています。
教材制作の背景と課題
AI導入において、利用する担当者が便利さを感じていても、管理部門が削減時間を把握できず、経営者に投資判断用の数字が届かないという課題があります。計算式が定まっていないことや、数字が担当者の表計算ファイルにとどまり、会議中に前提を変更して確認できないことが原因として挙げられています。
本教材では、全社の業務を一度に調べるのではなく、まず3業務を選んで1週間の実測から始める方法を提示しています。事前に計算式と測定方法をそろえ、継続して更新できる試算の仕組みを整える考え方です。
3つの計算式と5ファイルによるシミュレーター構築

教材では「『効いた気がする』を卒業する。効果は、5ファイルで見える。」と掲げ、自社に合わせたシミュレーターの作り方を解説しています。基本となる計算式として以下の3つを扱います。
- 月間削減時間=人数×1人あたりの週の作業時間×短縮率×4.3
- 月間削減額=月間削減時間×時給換算
- 回収月数=初期費用÷(月間削減額-AI月額費)
週の作業時間は時間単位、短縮率は実測に基づく割合、4.3は週から月への換算係数です。なお、「月間削減額」は削減時間を時給換算した参考値であり、実際の人件費などの支出削減や利益の増加を示すものではありません。回収月数も時間価値に基づく簡易試算であり、現金収支上の投資回収期間とは異なります。
シミュレーターは、index.html、style.css、app.js、worker.js、wrangler.tomlの5つのファイルで構成されます。生成AIが出力したコードを手計算で動作確認した上で、Cloudflare Workersを使った公開手順例も紹介しています。
資料の特徴と想定される活用シーン
本資料は、対象を3業務に絞る設計や、人数・作業時間・短縮率・費用を分けて設定する試算方法、月1回の更新を推奨する運用体制、社内限定情報に対する閲覧制限の手順例などを特徴としています。
想定される利用者と活用シーンは以下の通りです。
- 経営者・事業責任者:AI投資の継続や追加導入を、費用と時間価値の両面から検討
- AI導入担当者・管理部門:部署や担当者ごとに異なる効果の算定方法の統一
- 現場責任者:議事録作成、定型メール、情報集計などの対象業務の優先順位づけや変化の説明
今後の展望と会社概要
教材の最終ページでは、オンライン60分の「AI導入前診断」を提案しています。対象となる3業務の選定や短縮率の見立て、シミュレーターの雛形を通じた試算準備を支援する構想です。なお、本教材はAI導入による一定の削減効果を保証するものではなく、試算結果は測定条件や入力値により異なります。
株式会社コミクスの概要は以下の通りです。
- 本社住所:東京都渋谷区円山町15-4 近藤ビル2階
- 代表:代表取締役 鈴木章裕
- 設立:2007年9月
- 事業内容:生成AI活用生産性向上支援、BtoB事業者向け営業支援、フリーランスプロ人材紹介等
- Web:https://www.comix.co.jp/
本記事は株式会社コミクスの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



