esaとDigitalArchi、再生プラスチックを活用した建築用3Dプリント型枠製造へ
プラスチックのリサイクル事業を手掛ける株式会社esaと、大型3Dプリンタを用いて建築部材などを製造・販売する株式会社DigitalArchiは、再生プラスチックを活用した建築用3Dプリント型枠の製造・活用に向けた取り組みを開始しました。
本取り組みでは、これまで焼却処理されてきた複合プラスチックなどの廃プラスチックを原料とするesaの再生プラスチックペレット「Repla」を、DigitalArchiが展開する大型3Dプリント建築部材の材料として活用します。両社はそれぞれの技術を組み合わせることで、廃プラスチックの用途拡大と、建設分野における資源循環型ものづくりの社会実装を目指します。

廃プラスチックを原料とする「Repla」を型枠材料に採用

esaは、樹脂・紙・金属蒸着などが複合したプラスチックを分離せずに再資源化する独自技術「esa method」を通じ、再生プラスチックペレット「Repla」を開発してきました。一方、DigitalArchiは独自開発の大型3Dプリンタを活用し、建築用樹脂製コンクリート型枠などの製造を通じて現場の生産性向上や設計自由度の拡張に取り組んでいます。



今回の取り組みにより、これまで有効活用が難しく焼却や埋立に回されていた廃プラスチックを、建築現場で使用されるコンクリート型枠の材料として活用し、建築資材としての新たな出口を創出します。
環境負荷低減と自由度の高い部材製造の両立
DigitalArchiの大型3Dプリンタはデジタルデータに基づいて造形するため、従来の型枠製作では手作業の手間がかかる複雑な形状や、個別設計に応じた部材製造に対応しやすい特徴があります。材料にReplaを採用することで、石油由来の新材使用量の削減や廃プラスチックの再資源化への貢献が期待されます。
両社代表も今回の連携について言及しており、esa代表取締役の黒川周子氏は「DigitalArchi様の大型3Dプリント技術と、esaの再資源化技術を組み合わせることで、これまで行き場の限られていた資源に新しい役割を与えることができます」とコメントしています。また、DigitalArchi代表取締役CEOの松岡康友氏は、建築特有の要件に向き合いながら再生材を活用した部材開発を進めることが建設業にとって重要であるとしたうえで、「建築の『つくる』をより自由で、より持続可能なものにしていきたい」としています。
使用後の再利用や部材展開も見据えた展望
両社はReplaを活用した型枠製造の実績を重ねながら、建築現場で求められる品質、施工性、耐久性などの検証を進める方針です。また、製品使用後の回収・再資源化を含む循環モデルの構築も検討していきます。

今後は建築用型枠にとどまらず、内外装パネルや什器、その他の建築部材への展開も視野に入れ、建設関連企業や自治体などとも連携しながらサーキュラーエコノミーの実現に貢献していくとしています。

両社概要
株式会社esa
- 所在地:東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階「0 Club(ゼロクラブ)」
- 設立年月:2022年3月1日
- 代表取締役:黒川 周子
- 事業内容:一般・産業廃棄物のリサイクルコンサルティング、プラスチック廃棄物のリサイクル、プラスチックペレットの加工、販売プラスチック製品の開発、販売
- URL:https://esa-gl.com/

株式会社DigitalArchi
- 所在地:東京都新宿区信濃町35慶應義塾大学信濃町キャンパス2号館9階 CRIK信濃町
- 代表者:代表取締役CEO / Co-founder 松岡 康友
- 事業内容:建築用コンクリート型枠、内装部材、什器の設計、製造、販売、廃プラスチックの回収、再生・処理、リサイクル商品の販売 など
- URL:https://www.digital-archi.com/
本記事は株式会社esaの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



