テクトロニクス、最大25GHz対応の8チャンネルオシロスコープDPO718AX発表
テクトロニクス(東京都港区、代表取締役:瀬賀幸一)は2026年9月25日、ハイエンド製品ラインである7シリーズDPOオシロスコープを拡充する新モデル「DPO718AX」を発表しました。同製品は各チャンネル6GHz以上の周波数帯域を備えた8チャンネル・オシロスコープであり、8つの同期チャンネル全体で最大25GHzの性能を発揮します。極めて高度な研究、センシング、RF、および高速デジタル・アプリケーションに取り組むエンジニアの支援を目的としています。
8つの同期チャンネルによる柔軟な測定
DPO718AXは、エンジニアの用途に応じてサンプリング性能を選択できる構成を採用しています。最高サンプル・レートと低ノイズ性能を重視する場合は125 GS/sの4チャンネル、より広範囲な同期センサ・カバレッジが必要な場合は62.5 GS/sの8チャンネルを選択して動作させることが可能です。
この柔軟性により、逐次テストや複数計測器のデータ統合を行うことなく、一度で多くの信号を取り込んで比較や相関の取得が行えます。フォトニック・ドップラー速度測定(PDV)、広帯域レーザー測距、分光法、フェーズドアレイRF、電子戦、高速シリアル検証といった分野での活用が見込まれています。RF分野ではSignalVu PCと連携したコヒーレントなマルチ・チャンネルRF解析をサポートし、シリアル検証では4つの差動レーンを同時に取り込むことでマルチレーン・インターフェースのテストを加速します。
テクトロニクスのシグナル・アクイジション/解析ポートフォリオ担当副社長兼ゼネラル・マネージャであるDaryl Ellisは、エンジニアが業務に必要な性能とシステム全体を理解するための可視性の選択に迫られるべきではないとした上で、最新の7シリーズについて「エンジニアがより大胆なアイデアをテストし、問題を早期に解決し、画期的なコンセプトを前進させるための自信を与えてくれます」と述べています。
信号忠実度と高速処理を支える性能
ハードウェア面では、12ビットADC分解能や超低ランダム・ノイズ性能に加え、高速信号の損失をアクティブに補正して測定忠実度の向上を支援するQuietChannel技術を備えています。レコード長は標準で500Mポイントを確保しており、2Gポイントまで拡張して長時間にわたる測定イベントの観測に対応します。
データ処理および解析環境として、96GBのメモリとGPUを搭載するほか、10GbE SFP+ LANとTekHSITMライブラリにより大容量データセットの転送が可能です。さらにTekScope PCを利用することで、最大4台のオシロスコープのデータを1画面で解析・比較できるワークフローを提供します。複数のNRZ信号やPAM信号に対するジッタ/アイ・ダイアグラムのフル解析、シグナル・インテグリティ・モデリングによる信号経路のディエンベッドにも対応しています。
拡張性と今秋登場予定のTriModeプローブ
DPO718AXは、要件の変化に合わせて周波数帯域を8GHzから25GHzへアップグレードできる設計となっており、8Uラック構成の1台に8つの同期チャンネルを集約しています。
また、テクトロニクスはこの秋、最大25 GHzの周波数帯域を実現する「P7725型TriModeTMプローブ」を投入し、高性能測定ポートフォリオをさらに拡充する予定です。
DPO718AXオシロスコープは現在販売中です。
- 製品詳細URL:https://www.tek.com/ja/products/oscilloscopes/7-series-dpo
- お問い合わせ先:テクトロニクス マーケティング部(E-mail:pr.jp@tektronix.com)
- テクトロニクス公式ウェブサイト:https://www.tek.com/ja
本記事はテクトロニクスの発表をもとに作成しました。
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