パスポート情報を自動読み取り、アイエスピーがAI-OCRシステム提供開始
株式会社アイエスピーは、AI-OCRを利用してパスポートの写真画像から必要な情報を抽出する解析システムの提供を2024年9月17日に開始した。
このシステムは、パスポートをカメラで撮影するだけで、発行国・氏名・番号・国籍・生年月日・性別・有効期限といった必要項目をテキスト化できる。MRZ(Machine Readable Zone)から読み取るため、あらゆる発行国のパスポートに対応している。
また、旅券番号・生年月日・有効期限については個別のチェックディジット結果を返却し、斜めに撮影された画像にも対応。顔写真部分の座標情報も返却するため、顔写真の切り出しも可能だ。
動作対象はLinux版及びAndroid版・iOS版で、サポートする画像サイズは300万画素以上。同社は今後も、より早く、セキュアに、リーズナブルに利用できるサービスを提供していくとしている。
パスポートの情報をデジタル化することで、入国審査や旅行予約などの手続きを効率化できるため、このようなシステムへの需要は高まっている。アイエスピーのシステムは、幅広い発行国のパスポートに対応し、顔写真の切り出しにも対応しているため、利便性が高いと言えるだろう。