Starley社、おしゃべりAI「Cotomo」で7億円調達
人とAIの新たな関係をデザインするStarley株式会社は、2024年8月23日、ジャフコグループ株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社、株式会社マネーフォワードを引受先とした第三者割当増資により、7億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、同社の創業以来の累計資金調達額は8億円となった。
Starley社は2024年2月に音声会話型おしゃべりAI「Cotomo」をリリースし、5ヶ月で累計返答回数が2億回を突破するなど、生成AIを用いたプロダクトとして有数の利用実績を誇る。「Cotomo」は日常会話に特化し、ユーザーとの会話を通じて成長するAIアプリで、日常的な雑談から悩み相談まで、多様な会話シーンにおいてユーザーの感情や想いに寄り添うことを目指している。
今回の資金調達により、同社は「Cotomo」のプロダクト改善に加え、認知症予防の実現を目指すシニア向けおしゃべりAIサービスの開発や、エンタメ領域でのAIの活用、音声対話エンジンのAPIの提供等、人とAIとのコミュニケーションの社会実装を進める方針だ。また、横須賀市と1億回の返答実績を持つおしゃべりAI「Cotomo」の実証実験を開始するなど、自治体との連携も進めている。
さらに、同社はエンジニアやデザイナーを中心に全職種で人材採用の強化を開始。AI×コミュニケーション領域での社会実装を加速させていく考えだ。