Genelithの自動検図AI実証が東京都事業に採択 協力製造業を募集
製造業向けにカスタムAIを開発するGenelith Technologies株式会社(旧社名:CyberX JP株式会社)のプロジェクトが、東京都のスタートアップ社会実装促進事業「PoC Ground Tokyo」令和8年度第2期に採択されました。採択されたプロジェクトは「熟練者の目をAIに ― 3D設計データ自動検図AI(VLM)による製造業の手戻り削減・技能伝承の実証」です。同社はあわせて、実証に協力する都内製造業の募集を開始しました。
視覚言語モデルを用いた3D設計データ自動検図AIの実証

設計現場において、3Dモデルが設計要件を満たすか熟練設計者が目視で確認する検図は、設計プロセスにおける品質保証の重要な役割を担っています。しかし、熟練者の退職により技能継承が難しくなり、見落としが金型製作などの後工程で発覚した際の手戻りが課題となっています。
本実証では、視覚言語モデル(VLM)が3Dモデル、設計要件、断面図を横断して理解し、要件充足の判定と根拠つきレポートを出力する「3D設計データ自動検図AI」を、都内製造業の実データで検証します。寸法などの数値は幾何計算エンジンがCADデータから厳密に算出し、AIは判断に専念する構成となっており、最終判断は設計者が行います。
同社代表取締役CEOの角田 徳明氏は、AIが先に確認して熟練者が正し、その記録が次の判断に戻る仕組みを都内製造業の実データで確かめ、実現できたことや課題も含めて報告するとしています。
実証に協力する都内製造業の募集
同社は、設計データと設計者の評価協力が可能な都内製造業を複数社募集しています。自動車部品、金型、機械加工の分野を優先し、少量多品種や流用設計が多い企業ほど効果が見込めるとしています。
協力企業の対象要件や提供内容は以下の通りです。
- 対象要件: 3D CAD(CATIA・NX・SolidWorks・Creo等)で設計していること、形式を問わず社内の設計基準やチェックリストがあること、検図済みの過去案件が残っている(または再現できる)こと、設計者1〜2名に約1.5か月協力いただけること
- 提供内容: 実データでの検証結果と第三者評価を含む精度レポート、設計要件とAIの判定・根拠の記録
- 条件等: 費用負担なし(東京都の支援の範囲で同社が負担)、NDA締結、クラウドおよびオンプレミスの両対応、入力データはAIの学習に使用しない
- 募集期間: 2026年9月25日〜10月25日(一次締切)
- 申込先: sales@genelith.co.jp または同社Webサイトのフォーム(https://genelith.co.jp/ja/contact)
PoC Ground Tokyoの概要と会社情報
「PoC Ground Tokyo」は東京都が実施するスタートアップ社会実装促進事業で、スタートアップのコンセプト検証(PoC)に対して検証費用の支援や検証の場を提供する企業とのマッチングなどを行います。令和8年度第2期では10件が採択されました。
Genelith Technologies株式会社の概要は以下の通りです。
- 社名: Genelith Technologies株式会社(旧社名:CyberX JP株式会社、2026年7月商号変更)
- 所在地: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー16F
- 設立: 2024年4月25日
- 代表者: 代表取締役CEO 角田 徳明
- 事業内容: 製造業に特化したカスタムAI開発(設計支援AI・外観検査AI・不良対応AI)
- Webサイト: https://genelith.co.jp
- 設計支援AI紹介ページ: https://genelith.co.jp/ja/solutions/design-ai
- 東京都報道発表: https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/09/2026090712
- PoC Ground Tokyo Webサイト: https://poc-ground.metro.tokyo.lg.jp/
本記事はGenelith Technologies株式会社の発表および東京都の公表情報をもとに作成しました。
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