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みんがくと笹埜健斗研究室、スクールAIを活用した学校知継承の共同研究を開始

株式会社みんがくと笹埜健斗研究室は、教育プラットフォーム「スクールAI」を基盤とした学校知の継承に関する共同研究を開始した。授業や校務で教職員が培ってきた指導の工夫や行事運営の段取りなどを「学校知」と位置づけ、蓄積・共有・更新できる仕組みを設計し、効果を検証する。あわせて、研究背景を紹介するオンラインセミナーの開催や、実証研究に協力する学校・自治体の募集も行われる。

研究の背景と目指す姿

学校現場では、教職員が日々の実践を通じて培った知恵や判断の背景、運営上の工夫が個人の経験に依存しやすく、業務の多忙さや人事異動、退職によって共有や継承が十分に行われない課題がある。引き継ぎ資料があっても文脈が伝わらず、異動者や新任教員が一から課題に向き合う状況も生じている。

本研究では、全国の教職員が開発した教育アプリやテンプレートを共有・活用できる「スクールAI」を活用する。教職員個人を支援するツールから、学校組織全体が知を蓄積して学び続けるための基盤へと発展させることを目指す。

SECIモデルを活用した36か月の研究

共同研究では、学校知の継承について、同僚間で知を共有・再利用する「横のつながり」と、異動や世代交代を越えて知を参照・更新する「縦のつながり」の2つの観点からアプローチする。暗黙知と形式知が相互に変換される「SECIモデル」を枠組みとして用い、現場での設計・実装・検証・改善を繰り返す。

研究期間は36か月を予定している。利用状況などの定量データと、教職員へのインタビューや現場観察などの定性データを組み合わせ、校務や引き継ぎにかかる時間、異動者・新任教員の立ち上がり、教職員の心理的負担や自己効力感などへの影響を検証する。最終的には、他校や他自治体でも活用可能な「学校知継承モデル」と実践ガイドラインの策定、必要な機能要件の提示を目標としている。

記念セミナーの開催と実証校の募集

共同研究の開始にあわせ、オンラインセミナー「職員室学―教室を支える、語られない知をひらく―」が開催される。日時は2026年10月9日(金)20:00~21:00で、Zoomを用いたオンライン形式にて実施され、参加費は無料となっている。笹埜健斗研究室代表の笹埜健斗氏と、株式会社みんがく代表取締役の佐藤雄太氏が登壇し、参加申し込みは専用ページ(https://mingaku2610.peatix.com)で受け付ける。

あわせて、本仕組みの設計と検証に協力する学校や自治体の募集も進められている。実証の内容や実施期間、利用にかかる費用、データの取り扱いなどは協議の上で決定され、相談はメール(info@mingaku.net)で受け付けている。

基盤となる「スクールAI」は、200以上の教育アプリ用テンプレートを備えた教育分野特化型の生成AIプラットフォームである。導入校は1,600校以上、利用ID数は16万以上となっている(塾・学校その他教育機関を含む、2026年4月現在)。Microsoft Azure OpenAI Serviceを利用し、経済産業省「探究・校務改革支援補助金2025」や沖縄県「AI校務サポート推進事業」への採択、第22回日本e-Learning大賞 総務大臣賞、第10回1EdTech Japan賞 優秀賞の実績を持つ。

  • 株式会社みんがく
  • 代表取締役:佐藤雄太
  • 所在地:東京都中央区日本橋箱崎町41-3 パレステュディオ日本橋東壱番館1105号室
  • 事業内容:教育サービス開発、教育機関向けコンサルティング・研修、教育AI受託開発
  • Web:https://mingaku.net/
  • 笹埜健斗研究室
  • 代表:笹埜健斗
  • Web:https://sasano.org/

本記事は株式会社みんがくの発表をもとに作成。

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