オルデンティアと滋賀県内10法人、福祉専用AI Hope Care AIの活用開始
株式会社オルデンティアコーポレーションは、社会福祉法人とよさとを主軸とする滋賀県内の福祉事業者10法人と連携し、福祉専用AI「Hope Care AI」の活用を開始しました。本事業は滋賀県からの依頼を受け、社会福祉法人とよさとがダイトロン福祉財団の助成金を活用して推進する「指定特定相談支援事業所におけるICT技術導入支援事業」の一環として実施されます。各事業所が現状と経営課題を可視化した上でAIを活用し、相談支援専門員の業務負担軽減と地域全体での持続可能な福祉支援体制のモデルケース構築を目指します。
複数法人の連携による福祉DXモデルの確立


国の基本指針では、令和11年度末までに「のぞまないセルフプラン」の件数をゼロにすることが目標として掲げられています。しかし現場では、養成される相談支援専門員や事業所が増加しているものの、業務過多による相談員の疲弊などが重なり、解消しきれない現状があります。
今回の取り組みは一法人の単独導入にとどまらず、体制や業務フローが異なる県内10法人が参画している点が特徴です。異なる複数法人の運用を通じて知見を集約し、全国の相談支援事業所でも活用できる汎用的な導入モデルの確立を進めます。
現場における書類作成の効率化と支援体制
社会福祉法人とよさとの吉川施設長によると、面談内容の音声入力や利用者単位での情報蓄積・参照機能、セキュリティ面が評価され「Hope Care AI」が選定されました。現場職員への個別フォローや教え合いを通じて導入を進めたとしています。
また、同法人の木村課長は、新規利用者のフェイスシートや情報共有シートの作成において、従来はケースによって2〜3時間以上、状況によっては4時間以上かかっていた業務が、確認や修正を含めて30分程度で完了するケースも増えたと説明しています。資料作成の心理的負担が軽減されたことで、作業所や日常生活自立支援、訪問看護など情報の提供先に応じた整理を行い、利用者と向き合う時間や支援の質を高めるための余裕につながっているとしています。
現場発のシミュレーター活用と今後の展開
社会福祉法人とよさとでは、相談支援事業所が単体で持続可能な運営を行えるよう、現場の相談支援専門員向けに「相談支援事業所 独立採算シミュレーター」を作成・提供しています。希望年収や報酬単価を意識しながら自分たちの仕事の価値を数字で把握し、自立した事業所運営の意識を高めるツールとして活用されています。
本事業では今年度の先行10法人での成果をもとに、次年度以降も滋賀県および関係機関との連携を強化し、3年間で県内30法人への展開を目指す方針です。

株式会社オルデンティアコーポレーションの概要

- 会社名:株式会社オルデンティアコーポレーション
- 所在地:
神戸本社:〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通4丁目1-6 ケーニヒスクローネ本社ビル 7F 大阪支社:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町4丁目5-7 M.BALANCE+ YODOYABASHI 6F 鹿児島支社:〒892-0842 鹿児島県鹿児島市東千石町5-12 CUBE BLDG 5F
- 事業内容:AIクラウドシステム開発事業/リスキリング事業/DXコンサルティング事業
- コーポレートサイト:https://ordentier-corp.co.jp/
- サービスサイト(Hope Care AI):https://hope-care-ai.ordentier-corp.co.jp/
本記事は株式会社オルデンティアコーポレーションの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



