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若手社員研修の意識傾向、実践や目的意識が上昇の一方で他者との協働は低下傾向に

株式会社リンクアンドモチベーションの研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、若手社員研修アンケートからみる若手社員の傾向に関する調査結果を公表した。2022年度から2026年度の研修に参加した35,000名の回答データを分析したところ、目的意識や実践に関する意識が高まる一方で、他者との協働に対する関心が低下傾向にあることが明らかになった。

調査の背景と概要

生成AIの浸透など若手社員を取り巻く環境が変化するなか、新卒や若手人材の育成は経営の根幹を担う課題となっている。一方で、若手社員本人による時代変化の基礎データは十分ではないことから、若手社員の学び方の実態を継続的に捉え直すための分析が実施された。

調査は、2022年度~2026年度にリンクアンドモチベーショングループが提供する若手社員研修に参加し、アンケートに回答した35,000名を対象に行われた。研修後の定性コメントを12のカテゴリーに分類し、入社年ごとに2022年・2023年・2024年・2025年・2026年の5群に分け、各群の合計が100%となるよう出現比率が集計されている。

目的や実践への意識が高まる一方、他者協働は低下傾向

調査結果によると、若手社員が研修中に振り返る内容として、2022年から2026年まで「自己認識(強み・弱み)」「仲間・同期・チーム」などが上位項目として表出し、全体の3割以上を占めた。

5年間の推移では、「相手基準・顧客視点」「実践・行動・ロープレ」「報連相・発信・対話」「目的意識・優先順位・俯瞰」の4項目が2022年から2026年にかけて3pt以上上昇し、いずれも2026年で全期間最高値となる明確な上昇トレンドを示した。

一方で、「仲間・同期・チーム」「FB・他者評価との対峙」の2項目は2022年から2026年にかけて2.5pt以上低下しており、他者との関わりを通じて自分を捉え直す関心が徐々に低下する傾向がみられた。

今後の育成に向けた課題と展望

今回の調査により、若手社員が目的や相手、実践を掴もうとする姿勢が育つ一方で、他者との協働を語る言葉が徐々に薄まりつつある対比的な構造が浮き彫りとなった。

同社によると、この背景には生成AIの浸透により他者に問う前にAIとの対話で完結する可能性などが想定されるとしている。同社の研修内では生成AIの活用を行っていないため明確な因果関係とは断定できないとしつつも、若手育成の実効性を高めるには、スタンス育成に加えて他者との協働を取り戻す仕掛け作りが重要になるとしている。今後は配属後に周囲と自然に協働できる環境設計や、上司側の関わり方を含めた育成設計の見直し、相互理解を深める場の設計などが求められるとしている。

株式会社リンクアンドモチベーションの概要

  • 本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
  • 代表取締役会長:小笹 芳央
  • 資本金:13億8,061万円
  • 証券コード:2170(東証プライム)
  • 創業:2000年4月
  • 事業内容:組織開発Division(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)、個人開発Division(キャリアスクール事業、学習塾事業)、マッチングDivision(ALT配置事業、人材紹介事業)、ベンチャー・インキュベーション

本記事は株式会社リンクアンドモチベーションの発表をもとに作成されています。

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