「マネーキャリア」への金融相談件数が前年比377%増
株式会社Wizleapが運営するお金の相談プラットフォーム「マネーキャリア」のNISAを含むお金の相談件数が、前年比377%を記録したと発表した。この結果は、2024年1月から2月までの相談件数を前年同期と比較したものである。
マネーキャリアは、人生100年時代のお金の不安を解消するためのプラットフォームで、資産形成やライフプラン、保険の見直し等の相談が可能だ。2024年に入ってからは、NISAを含む様々なお金の相談が増加している。
年代別や年収別の比較では、全年齢で2倍以上の相談件数が増加している。特に50代は6.1倍、60代以上は7.5倍と、シニア世代のNISAを含むお金の相談ニーズが大きく増加した。また、20代の若い世代も前年比5倍以上の結果となり、若い世代でも将来を見据えたNISAを含むお金の相談が増加している傾向が見られる。
世帯収入別で見ると、前年と比較して300万未満が470%と一番高く、800万以上が340%と一番低い結果となった。これから、世帯収入が下がるほどお金に関する悩みが増え、NISAを含めた資産形成に対して深く考える機会が増えることがわかる。しかし、年代別と比べて差があまり多くないことから、NISAを含む様々な投資手段に関する相談が、全体として年々増加傾向にあることがわかる。
この調査は、2023年1月1日から2月28日、2024年1月1日から2月29日までの間にマネーキャリアへのオンライン相談を行ったユーザー5,066名を対象に行われた。
専門家の東大森勝太氏と鈴木千穂氏は、NISAに関する相談が増加していることや、シニア世代の相談が増えていることを指摘している。また、投資を始める前にライフプランを作成したいというニーズや、保険を適正化して投資に回したいという相談も増えているとのことだ。