株式会社レビューが運営する情報メディア「さぶろぐ」は、全国の20代以上の男女100人を対象に、銀行選びの際に参考にする口コミ内容についてのアンケート調査を2024年3月に実施した。

調査の結果、最も多くの人が参考にするのは「手数料の安さ」で、全体の30.0%を占めた。2位は「使いやすさ」、3位は「セキュリティ」、4位は「金利の高さ」、5位は「スタッフ対応」、6位は「サービスの質」という結果になった。

1位の「手数料の安さ」を選んだ理由として、「ATMを利用する際や送金の際の手数料などの安さを重視して選びたい」「振込手数料等、送金手数料、又、休日の振込、引き出し手数料に時間外の引き出し、入金手数料の安さを気にする」といった意見が挙げられた。日常的に銀行を利用する中で、できるだけ手数料がかからないようにしたいと考える人が多いようだ。

2位の「使いやすさ」では、「銀行の規模や支店、ATMの数などの利便性を重視する」「通帳閲覧などのアプリやネットバンクの使いやすさを重視する」といった意見が見られた。自分にとって使いやすいかどうかを確認することが大切だと考えている。

3位の「セキュリティ」については、「このご時世、セキュリティが一番大事」「ワンタイムパスワードや生体認証など、本人以外のアクセスが極めて困難なシステムを採用しているなら安心」といった意見が寄せられた。預金の安全性を重視する傾向が強いことがうかがえる。

4位以下の「金利の高さ」「スタッフ対応」「サービスの質」についても、それぞれ重視する人が一定数いることが分かった。

今回の調査結果から、銀行選びの際には手数料の安さを最も重視する人が多いものの、使いやすさやセキュリティ、金利、スタッフ対応、サービスの質など、様々な観点から総合的に判断していることが明らかになった。