MILIZE、AI補助金・助成金申請支援の検証版を開発 TAMA協会と実証へ
株式会社MILIZEは、中小企業の経営・財務まわりの実務をAIで支えるサービス群「AI-CFO」の構想を始動し、第一弾として「AI補助金・助成金申請支援」の検証版を開発しました。あわせて、一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)と連携し、東京都の助成金(ゼロエミッション推進、製品改良支援事業等)の実案件を通じた検証を開始します。
AI-CFO構想の背景と狙い
中小企業の経営や財務には、資金繰りや事業計画、補助金・助成金の活用など、専門知識と手間の両方を要する実務が存在します。AI-CFOはこれらをAIで支える構想であり、第一弾として支援の現場で何に時間が取られているかが明確で効果を測りやすい補助金・助成金の申請支援が選ばれました。



補助金や助成金の支援現場では、未提出資料の確認や版の突き合わせ、数値の再計算、レビューの進行管理といった前段の作業に時間が割かれ、扱える案件数が頭打ちになる課題があります。同社は金融機関向けシステムやAI・データ活用サービスの開発で培った知見を活かし、情報整理と確認を仕組みで引き受けることを目指しています。
本サービスの主な機能
本サービスは、国の補助金と自治体の助成金の申請支援を対象とし、制度要件の該当判定からレビューまでを一つの環境で進められる業務支援サービスです。なお、AIが作成するのは確認前の下書きであり、検索や申請代行を目的とするものではなく、採択可否や要件充足を判定・保証するものではありません。主な機能は以下の通りです。
- 制度要件の該当判定
事業の内容・規模から対象可否を判定し、補助上限・補助率・締切・対象経費を募集要項の該当箇所とともに提示
- 構造化ヒアリング
審査観点に沿った質問に一問ずつ答える形で材料を集め、不足項目を可視化
- 申請書の下書き作成
様式の章立てに沿って項目を生成し、字数上限も自動で確認
- 数値の整合確認
販売計画・試作数量・供給能力・収益計画の数値を突き合わせ、合わない箇所を指摘
- 申請様式(Excel)への転記
生成した本文を公式様式のセルへ自動で書き込み
- 案件の共有と進捗管理
企業ごとに案件を束ね、協会の職員が引き継ぎ、最終更新者を記録
TAMA協会との連携と今後の展開
埼玉・東京・神奈川でものづくり中小企業などのネットワークを築くTAMA協会との連携では、実際の支援実務において各プロセスが業務フローに合うかを検証します。TAMA協会のシニアテクニカルアドバイザーである松本 浩造 氏は、本機能によって基礎データの収集が短時間で可能となり、効率的で質の高い申請書作成や、企業の新規性・独創性に優れたテーマの発掘・指導に専念できると期待を寄せています。
今後は検証で得た知見をもとに機能改善を進め、交付申請や証憑管理、実績報告といった採択後業務や、他の事業投資型補助金・自治体の助成金への対応を検討するとしています。さらに、AI-CFOとして資金繰りや事業計画などの領域へ順次サービスを展開する予定です。
組織概要
株式会社MILIZE
- 所在地:東京都港区芝浦4丁目12番38号 CANAL GATE SHIBAURA 6階
- 代表者:代表取締役 田中 徹
- 設立:2009年4月
- 事業内容:金融工学、AI研究、フィンテックツールの企画・開発・運用、金融マーケティング支援
- URL:https://milize.co.jp/
一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)
- 所在地:東京都八王子市旭町9番1号 八王子スクエアビル11階
- 代表者:会長 野長瀬 裕二
- 設立:1998年4月
- 事業内容:広域多摩地域の中小企業・大学・支援機関のネットワーク形成、経営支援
- URL:https://www.tamaweb.or.jp/
本記事は株式会社MILIZEの発表をもとに作成しました。
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