Eye-NetとソフトバンクがADAS開発で日本の自動車メーカーと提携
イスラエルのテクノロジー企業Foresight Autonomous Holdings Ltd.(Nasdaq及びTASE:FRSX)は2024年9月10日、完全子会社のEye-Net Mobile Ltd.がソフトバンク株式会社(東証プライム:9434)及び日本の自動車メーカーとの間で、有償の概念実証(POC)プロジェクトに関する3社間多段階契約を締結したと発表した。
このプロジェクトは2024年第3四半期に開始される多段階計画の一部で、初期段階ではEye-Net™ Senseのデモキットをスタンドアローンで評価する。初期段階の評価に成功した場合、3社はEye-Net™ Senseを自動車メーカーのインフォテインメントシステムに統合する第2段階に移行。第2段階の評価が成功裏に完了すれば、Eye-Net™ Senseのソリューションは本プロジェクトに参画している日系自動車メーカーの先進運転支援システム(ADAS)に採用され、同メーカー車両で本格的に商用展開される可能性がある。
Eye-Net Mobile Ltd. CEOのDror Elbazは、「今回の契約合意はEye-Netにとって大きな前進であり、交通安全性の大幅な向上を目指す日本の自動車業界における新たな取り組みの始まりだ。ソフトバンクの広範なパートナーネットワークと自動車メーカーの大規模なユーザー数と組み合わせることで、Eye-Netは日本全国の数百万人もの道路利用者を視野外からの衝突事故から守る可能性を秘めている」とコメントしている。
Foresightはスマートマルチスペクトルビジョンソフトウェアソリューションとセルラーベースのアプリケーションを開発するテクノロジー企業。完全子会社を通じて、「視野角内のビジョンシステム」と「視野角外の衝突事故防止ソリューション」を開発している。Eye-Netが提供するセルラーベースの「視野角外の衝突事故防止ソリューション」は最先端のAI技術と高度な分析機能を取り入れることで、都市交通環境におけるすべての道路利用者の安全性と周辺情報認識性を強化するリアルタイムの衝突防止アラートを提供するという。