AICX協会、ものづくりのAIエージェント実装カンファレンスを10月9日開催へ
一般社団法人AICX協会は、ものづくり領域におけるAIエージェントの実装をテーマとしたオンラインカンファレンス「AX Summit for ものづくり」を2026年10月9日(金)に開催する。本イベントは、同協会が新たに展開する分野特化型カンファレンスシリーズ「AX Summit」の第1弾となる。当日は製造業やテクノロジー企業など10社が登壇し、産業ものづくりAI共創委員会が1年かけてまとめたホワイトペーパー「製造業AIエージェント活用マップ」を初公開する予定となっている。
「AX Summit」は、AI活用を単なるツール導入や個人の業務効率化にとどめず、業界固有の業務・組織・顧客体験の変革へつなげることを目的とした分野特化型カンファレンスシリーズである。「分断を超え、体験を変える」をミッションに掲げる一般社団法人AICX協会が、各業界の企業や有識者とともに、AIエージェント実装に必要な判断基準、実践事例、導入上の課題を共有する。
製造業の現場では、人手の減少と熟練者の退職が進む一方で、品質や納期に対する要求が維持されており、限られた人員で現場を持続させるための工程と人の役割の再設計が求められている。これを受け、今回のカンファレンスでは「人が減っても回る製造業を、どう設計するか」を全体テーマに設定した。AIツールの紹介だけでなく、業務知識の変換、AIと人の役割設計、複数工程・拠点への成果展開のプロセスを扱い、熟練者の暗黙知継承や顧客体験についても論点として取り上げるとしている。
本カンファレンスでは、AIエージェントの導入プロセスを「渡す」「任せる」「広げる」の3つの動詞で整理して提示する。
- ① 渡す:標準作業書に書かれていない知識の書き出しを扱い、暗黙知を形式知に変えることを目指す。主な対象は生産技術、保全、品質保証、教育担当。
- ② 任せる:AIに任せる範囲と人が担う範囲の切り分けを扱い、AIと人の判断範囲を設計することを目指す。主な対象は工場長、品質保証、生産管理、設計。
- ③ 広げる:一工程の成功を他工程や他拠点へ展開する課題を扱い、点の成果を線・面・組織へ広げることを目指す。主な対象は経営層、経営企画、事業部長、AI推進。
製造業を一括りにせず、連続生産や個別受注、組立・量産や装置産業といった製造タイプ別の見取り図を冒頭で提示し、各取り組みをその地図に位置づけながら紹介していく方針である。
10社が登壇し活用マップを初公開
一般公開パート(10:00~17:45)は全12プログラムで構成され、大日本印刷、ライオン、ソニー、エクセディ、村田製作所、富士通、ウイングアーク1st、Lightblue、こころみ、新明工業の計10社が登壇する。
冒頭の基準セッションでは、製造業とテクノロジー企業が企業横断で参画する産業ものづくりAI共創委員会が1年かけてまとめたホワイトペーパー「製造業AIエージェント活用マップ」が初公開される。製造タイプを複数の象限で整理し、タイプごとに最初に着手すべき領域や、導入順序を誤りやすいポイントを示す。以降のセッションでは、各社による実装事例、運用・横展開、現場データ、AIとデータの線引き、知識継承・形式知化、実装途上に関するセッションなどが予定されている。
開催概要

- 名称:AX Summit for ものづくり
- 開催日:2026年10月9日(金)
- 一般公開パート:10:00~17:45/オンライン配信
- 主催:一般社団法人AICX協会
- 企画:産業ものづくりAI共創委員会
- 参加費:無料
- 主な対象:製造業の経営層、経営企画、事業部長、工場長、生産技術、保全、品質保証、生産管理、設計、情報システム、AI推進、データ基盤担当者
- 登壇企業・団体:大日本印刷、ライオン、ソニー、エクセディ、村田製作所、富士通、ウイングアーク1st、Lightblue、こころみ、新明工業(登壇順、敬称略)
- 公式サイト:https://event.aicx.jp/ax-summit/
本記事は一般社団法人AICX協会の発表をもとに作成。
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