元横綱・曙太郎さん、54歳で死去。7年前から闘病生活、死因は心不全

元横綱であり、プロレスラーとしても活躍した曙太郎さんが、心不全のために東京近郊の病院で亡くなった。享年54歳である。曙さんはハワイ出身で、203センチの巨体を活かし、1988年春場所で初土俵を踏み、史上初の外国人横綱に昇進した。彼は同期生でありライバルでもあった横綱・貴乃花と共に一時代を築き上げ、引退後は格闘家に転身。総合格闘技からプロレスと幅広く活躍した。

曙さんは2017年4月11日に福岡・大牟田市内でのプロレス団体・DDTの主催試合に出場。試合後に体調の異変を訴え、福岡県内の病院へ救急車で搬送された。当初は「右脚蜂窩織炎と感染症により現在、病院にて療養中」と発表されており、その後、意識は回復し東京近郊の病院でリハビリを続けていたが、容態が急変した。

曙さんは1988年2月に来日。序ノ口から18場所連続勝ち越しの歴代1位の記録を樹立。1993年初場所には連続優勝を果たして史上初の外国人横綱に昇進した。