フォーバル、IPAのサイバーセキュリティお助け隊サービス実証事業者に採択
株式会社フォーバルは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)実証事業」において、実証事業者として採択された。中小企業が導入しやすいサービス体系と適切な価格要件の検証に向け、伴走支援を通じた実証に取り組む。
SCS評価制度への対応と実証の背景
「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」は、企業のセキュリティ対策状況を段階的に可視化し、サプライチェーン全体のセキュリティ水準向上を目指す制度である。一方、中小企業・小規模事業者では、専門人材や予算、運用体制が限られ、要求事項の理解や自社の対応状況の把握、規程・証憑の整備などを自力で進めることが難しい場合がある。

本実証事業は、同制度への対応を支援する「サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)」のサービスモデルを組成・実証し、中小企業が導入しやすいサービス体系と適切な価格要件を検証するものとなる。フォーバルは中小企業への伴走型支援のノウハウを活用し、診断項目や改善タスク、証憑様式への落とし込みから、ITツールの適用、規程整備、教育、専門家確認、申請準備までを一体的に支援する。なお、本実証はSCS評価制度の★取得または審査通過を保証するものではない。
関西地域の中小企業35社を対象に伴走支援を実施
実証事業において、フォーバルは関西地域の中小企業35社を対象に伴走支援を実施する。対象は製造業を中心に、卸売業、建設業、運輸業、医療法人等の幅広い業種を想定しており、35社のうち最大7社を対象として★4を見据えたステップアップ支援にも取り組む。
支援にあたっては、ITツールや規程・台帳を一律に導入・作成するのではなく、企業ごとの既存環境や対策状況に応じて支援内容を調整する。主な取り組み内容は以下の通りとなる。
- 募集・受付:参加希望企業への事業説明、申込受付、参加要件の確認、必要な同意の取得
- 現状把握・初期診断:対象範囲、IT環境、既存対策を確認し、要求事項への対応状況と課題を可視化
- 改善計画・対策実行:改善計画の策定、ITツールの適用、規程・台帳・証憑整備、教育の実施
- 専門家確認・申請準備:セキュリティ専門家による確認・助言、不足事項の改善、申請準備支援
- 成果分析:支援工数、既存対策の活用状況、企業負担、価格受容性、継続意向等を分析
実証期間と参加条件
本実証事業は、2026年10月から2027年9月までの実施が予定されている。フォーバルでは関西地域の中小企業・小規模事業者を対象に参加に関する問い合わせを受け付けている。
実証事業への参加は無償となるが、所定の要件確認等があり、問い合わせや申し込みの時点で参加が確定するものではない。また、複数の実証事業者が提供するサービスへ重複して参加することはできない。本実証への参加およびフォーバルによる支援は、SCS評価制度の★取得または審査通過を保証するものではないとしている。
今後の展開
フォーバルは実証事業を通じて、企業ごとのセキュリティ対策状況に応じた伴走支援を実施するとともに、支援に要する工数、既存対策の活用状況、企業負担、価格受容性、継続意向等を分析する。これらの検証結果を踏まえ、中小企業が導入しやすく実効性と継続性を備えた支援モデルの確立を目指し、「サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)」の制度化に向けた検討に貢献していくとしている。
株式会社フォーバルの概要
- 社名:株式会社フォーバル
- 代表:代表取締役社長 中島 將典
- 設立:1980年(昭和55年)9月18日
- 所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目52番2号青山オーバルビル14階
- 上場市場:東証スタンダード:8275
本記事は株式会社フォーバルの発表をもとに作成。
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