静岡の港町で古民家再生、民泊施設オープンへ

静岡市の港町「用宗(もちむね)」で、築90年以上の古民家を再生し、民泊「ミクソロジーハウス(Mixology House)ふじや」が11月中頃にオープンする。株式会社HONEが運営し、歴史と文化を感じられる宿泊体験を提供する。

用宗は人口減少と高齢化が進み、空き家問題などの課題を抱えている。そこで、古民家を再生し、地域住民と協力しながら民泊施設を立ち上げ、地域活性化に貢献することを目指す。静岡の観光の質を高め、外国人観光客に選ばれる街作りを目指すため、8月31日よりクラウドファンディングを開始した。

用宗は静岡駅から電車で6分、車で20分の場所にあり、富士山を望む駿河湾に面した港町だ。豊かな自然、歴史と文化を持つ魅力的な街で、近年人気を集めている。近くには月イチで行けるリゾート施設「HUT PARK ハットパーク」もある。

民泊の名前は「ミクソロジーハウス(Mixology House)ふじや」と名付けられた。ミクソロジーとは「混ぜる(Mix)」と「科学・学問(-Ology)」を組み合わせた造語で、国内外の観光客向けの民泊と地域住民向けのフリースペースを予定しており、「いろんなものが混ぜ合わされる」という意味が込められている。

宿泊は素泊まりのみで、訪れた方には地域を散策してもらいたいと考えている。クラウドファンディングでは「ただただ応援プラン」、「1泊2日宿泊券」、「特別ツアー付き宿泊券」、「1週間滞在可能宿泊券」「Astlocal桜井によるマーケティングコンサル」など、多彩なリターンを用意している。

運営するAstlocal株式会社と株式会社HONEは、全員が地方出身で、観光から地方を元気にするべく、民泊の運営・ガイドの育成・観光地の編集/PRなど、さまざまな側面からローカルを観光で強くしていく取り組みを行っている。