仁和寺で現代美術家・高屋永遠の個展を開催へ 奥能登の伝統工芸とのグループ展も
株式会社宙と土が運営するアートプロジェクトWHYNOT.TOKYOは、2026年10月25日から、世界遺産・真言宗御室派総本山 仁和寺(京都市右京区)にて現代美術家・高屋永遠の個展「高みへと降下する」を開催します。白書院では能登の素材と光学的特性を持つ素材を重ねた新作を発表し、ゲストに珠洲焼作家の中山達磨氏を迎えます。




あわせて黒書院では、奥能登の伝統工芸と現代美術によるグループ展「もつれと循環」が同時開催され、両展のキュレーションは文化研究者の山本浩貴氏が担当します。


能登の物質と自然光が交わる白書院の展示

高屋永遠は、能登半島地震以降、WHYNOT.TOKYOを通じた珠洲焼作家への支援活動を契機に奥能登を訪れ、現地の作家や工房との対話を重ねてきました。白書院で展開される個展「高みへと降下する」では、能登の土や砂、珠洲焼の灰、鉱物といった土地の時間を含む素材と、偏光パールや金属素材など光学的特性を持つ物質を組み合わせた新作が展示されます。作品は自然光や鑑賞者の位置によって見え方が変化する構成となっています。
展覧会タイトルは、シモーヌ・ヴェイユの断想集『重力と恩寵』における逆説に着想を得ており、足元の土地や物質、他者の生へ注意を向けて降りていく姿勢が表現されています。会場には、珠洲焼の復興に尽力した中山達磨氏の作品も併せて展示されます。
黒書院でのグループ展「もつれと循環」と文化支援
黒書院で開催される「もつれと循環」では、珠洲や輪島の工芸作家と現代美術家による作品が展示・販売されます。支援側と被支援側、都市と地域、伝統と現代などが互いに影響し合う状態を「もつれ」と捉え、鑑賞者や購入者も含めた関係性を提示します。
出展作家は以下の通りです。
- 中山達磨(陶芸・珠洲焼)
- 清水武徳(陶芸・珠洲焼)
- 山元健司(漆芸・輪島塗)
- 竹中美幸(現代美術)
- 白濱真理子(現代美術)
- 南条嘉毅(現代美術)
- 佐直麻里子(現代美術)
会場内(白書院、黒書院、高松宮記念書院)での作品販売に加え、協賛・寄付の受付も実施されます。協賛金・寄付金は作品販売収入と区分して管理され、配分方針や使途、活用実績はWHYNOT.TOKYO公式ウェブサイトで公開される予定です。
会場となる仁和寺の歴史と関連プログラム
会場の仁和寺は、仁和4年(888)に第59代宇多天皇によって完成し、応仁の乱での焼失を経て正保3年(1646)に再建された歴史を持ちます。1994年には「古都京都の文化財」の構成資産の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されました。



本展の開幕に先立ち、2026年10月24日(土)13:00から15:30まで、立命館大学衣笠キャンパス・平井嘉一郎記念図書館にて開幕記念トークイベントが開催されます。能登半島地震後の輪島漆芸と珠洲焼の現在や、文化の継承をテーマに研究者や作家らが登壇します。詳細情報は後日発表される予定です。
開催概要
- 展覧会名:高屋永遠展「高みへと降下する」(同時開催:奥能登の伝統工芸と現代美術グループ展「もつれと循環」)
- 会期:
- 前期:2026年 10月25日(日)~10月31日(土)
- 後期:2026年 11月6日(金)~11月8日(日)
- 休展:2026年 11月1日(日)~5日(木)
- 開催時間:9:00~17:00(最終入場16:30)※最終日は16時閉場
- 会場:真言宗御室派総本山 仁和寺 白書院、黒書院(〒616-8092 京都市右京区御室大内33)
- 観覧料:無料(仁和寺御所庭園の拝観料が別途必要、高校生以下無料)
- 主催:株式会社宙と土
- 会場協力:真言宗御室派総本山 仁和寺
- 協力:立命館大学
- 企画・運営:WHYNOT.TOKYO
- 助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団『令和6年能登半島地震 第4次緊急助成(現代美術・伝統工芸分野)』
- 広報協力:前田遼介(株式会社企画と編集社)
本記事は株式会社宙と土の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。

TRUMPシリーズのマリーゴールド音楽アルバムが9/16に配信へ YouTube企画も開催 
