シーエムシー・リサーチ、AIデータセンターの水資源戦略を分析した書籍を発行へ
先端技術情報や市場情報を提供する(株)シーエムシー・リサーチは、AIデータセンターにおける水資源戦略や冷却技術、2035年に向けた市場展望などをまとめた書籍「AIデータセンター水資源戦略の全貌~水制約時代における冷却・水処理・立地・Digital Twinと2035年市場展望~」を2026年9月10日に発行する。生成AIの急速な普及に伴うGPUの高密度化や高発熱化を背景に、電力と並んで重要性を増す水資源の課題や対応策を体系的に解説している。
AIデータセンターにおける水資源の重要性と課題
生成AIの普及により、AIデータセンターでは計算能力の集積が進み、熱管理が重要な課題となっている。冷却方式の選定は地域の水資源条件と密接に関わっており、電力の確保だけでなく、水の確保や水質、供給安定性がデータセンターの立地や設備設計、操業継続性、投資判断を左右する要素となっている。
水不足や渇水、気候変動、地域社会との水利用競合、排水規制などは企業価値にも影響を及ぼし得るため、水資源管理は環境対応部門にとどまらず、経営戦略やデジタル運用、投資判断を統合する経営課題へと変化しつつあるとしている。
冷却技術の比較から水処理・立地戦略まで網羅
同書では、データセンターにおける直接的・間接的な水需要の構造を整理した上で、空冷、RDHx(リアドア熱交換器)、ダイレクト液冷(DLC)、浸漬冷却、ハイブリッド冷却、ドライ冷却、断熱冷却といった各種冷却技術を比較・分析している。さらに、PUEからWUE(Water Usage Effectiveness)への評価軸の拡張や、バリューチェーン全体での水フットプリント評価についても取り上げている。
加えて、RO(逆浸透膜)、UF(限外ろ過)、EDI(連続式電気脱塩)、イオン交換、再生水、排水処理、ZLD(ゼロ・リキッド・ディスチャージ)などの水処理技術や、ポンプ、バルブ、熱交換器などの部材市場、米国、欧州、日本、シンガポール、台湾、中東における水資源政策についても解説している。
2035年に向けた市場予測と自律型インフラの将来像
Google、Microsoft、Amazon(AWS)といったハイパースケーラーの水戦略を比較するほか、2035年に向けた世界の水需要、水処理市場、冷却市場、熱伝導材料(TIM)などの材料市場の予測を掲載している。また、Digital TwinやWater Twinを活用した漏水検知や熱マネジメント、AIによる冷却設備の自律運転、TCO(総所有コスト)やROIの観点から見た水資源戦略についても分析している。
書籍の概要
- 書籍名:AIデータセンター水資源戦略の全貌~水制約時代における冷却・水処理・立地・Digital Twinと2035年市場展望~(AI Data Center Water Resource Strategies: A Comprehensive Industry Analysis)
- 発行日:2026年9月10日
- 体裁:A4判・並製・199頁
- 定価:本体(冊子版) 180,000円 (税込 198,000円)
- セット価格(書籍+PDF版CD):本体 + PDF版 200,000円 (税込 220,000円)
- ISBN:978-4-911892-03-9
- 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町、URL: https://cmcre.com/ )
本記事は(株)シーエムシー・リサーチの発表をもとに作成されています。
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