大崎上島産レモン果汁に革命、レモン果汁「大崎上島ナポレモン」をカヤックと共同開発

広島県大崎上島町とゲーム制作会社のカヤックが、ふるさと納税返礼品として革新的なレモン果汁「大崎上島ナポレモン」を共同開発した。大崎上島町は国産レモンの一大産地だが、少子高齢化や農業従事者の減少などの課題を抱えている。そこで、特産品であるレモンの付加価値を高め、生産者や関連事業者の収入増加を目指すことになった。

「大崎上島ナポレモン」は、同町産のレモンを皮ごと全部使用し、特殊な搾汁方法でとろみのある新食感と、一般的なレモン果汁の約120倍もの芳醇な香りを実現した100%レモン果汁だ。サワーや炭酸水に加えるだけで、贅沢な香りと味わいが楽しめる。原材料はレモンのみで、ビタミンCやレモンポリフェノールなどの栄養成分も豊富に含まれている。

2024年8月15日より一部のふるさと納税ポータルサイトで申し込み受付を開始。今後はユーザーの反応を見ながら量産の道を探っていく方針だ。カヤックと大崎上島町は2024年3月に連携協定を締結しており、ユニークなクリエイティビティを生かした返礼品の企画開発を行っている。さらに継続的な生産体制やサプライチェーンの構築、関連商品の開発などにつなげ、町の経済を支える商品として育てていくことを目指している。