パナソニック、新ドラム式洗濯乾燥機7機種発売へ
パナソニックは、花王と共同開発した専用剤「極ラク汚れはがし」を使用し、従来は予洗いが必要だった頑固な皮脂汚れなどを簡単に落とせる「汚れはがしコース」を搭載したドラム式洗濯乾燥機7機種を2024年10月上旬に発売すると発表した。
パナソニックのヒートポンプ搭載ドラム式洗濯乾燥機は、高い省エネ性能や洗濯から乾燥までの短時間化などが好評で、「洗剤・柔軟剤自動投入」搭載機種の累計出荷台数は230万台を突破している(2017年10月1日発売~2024年6月30日、パナソニック調べ)。しかし、頑固な汚れには予洗いを実施している人も多く(約5割、2022年6月パナソニック調べ、N=413)、手間をかけずに洗浄できる方法が求められていた。
そこで、花王と2021年から約3年半をかけて専用剤と専用コースを共同開発。洗剤による洗い行程の前に、3タンク目にセットした洗たく用洗浄強化剤「極ラク汚れはがし」(別売)を自動投入して汚れを変質させ、その後に1タンク目の液体洗剤を自動投入して衣類の繊維から汚れを引きはがすことで、洗浄力を飛躍的に高めた。これにより、シャツの襟・袖口の皮脂(56%)や食べこぼし(67%)などの頑固な汚れも、予洗いの手間を軽減できるようになった。
また、パナソニック独自開発により、スチームでシワ・ニオイをとるコースで柔軟剤の香りも付けられるようになり、アイロンがけの手間を減らしながら気分やアイテムに合わせて香り付けまでできるようになった。
発売されるのは、「NA-LX129DL」(左開き)、「NA-LX129DR」(右開き)、「NA-LX127DL」(左開き)、「NA-LX127DR」(右開き)、「NA-LX125DL」(左開き)、「NA-LX125DR」(右開き)、「NA-LX113DL」(左開き)の7機種で、洗濯・脱水容量は12.0kg、乾燥容量は6.0kg(NA-LX113DLのみ洗濯・脱水11.0kg、乾燥6.0kg)。メーカー希望小売価格はオープン価格で、月産台数は25,000台を予定している。