Wayveの最高財務責任者に元Waymoのエリサ・ドゥ・マルテル氏が就任
英国ロンドンに本社を置くWayveは、最高財務責任者(CFO)としてエリサ・ドゥ・マルテル(Elisa de Martel)氏が就任したことを発表しました。同氏は米国サニーベールを拠点とし、自動車およびロボタクシー事業における次の成長フェーズに向けてグローバル財務組織を統括します。
新CFOにエリサ・ドゥ・マルテル氏が就任
エリサ・ドゥ・マルテル氏は、自動運転を含むテクノロジーおよび自動車分野で20年以上の財務リーダーシップ経験を持っています。
就任にあたり同氏は、Wayveが迎えようとしている機会に期待感を示した上で、AV2.0は自動運転に対する革新的かつ資本効率の高いアプローチであると評価し、チームやパートナーとともに「AI Driver」を世界中へ展開していくことへの意欲を述べています。
Wayve参画前、エリサ氏はWaymoのCFOを務め、同社の財務戦略や資金計画、運用施設、間接調達、システムを統括していました。同社を商業化前の段階から米国の5都市で週数十万回の乗車を提供する規模に拡大させ、56億ドルのシリーズC資金調達を主導した実績を持ちます。
それ以前は、工業用3Dプリンティング会社CarbonのCFOとして2億6000万ドルのシリーズD調達を主導し、粗利益率を大幅に改善しながら売上高を1億ドル以上に成長させました。キャリアの初期には、Appleの製造財務を含むシニアファイナンス職に10年以上在籍したほか、Citroen UKやPricewaterhouseCoopers(PwC)でも役職を歴任しています。
今回の就任は、高精度(HD)マップや手動でコーディングされたルール、専用ハードウェアに依存しない単一のエンドツーエンドAIシステム「Wayve AI Driver」の商業化を加速させる中で行われました。
2024年からWayveのCFOを務めてきたマックス・ウォーバートン(Max Warburton)氏は、経営陣を支える戦略アドバイザーへ就任します。Wayveは過去1年間だけでも12億ドルの資金調達を実施したほか、Uber、日産、Stellantis、Qualcommをはじめとする自動車メーカーやテクノロジー企業との戦略的パートナーシップを締結しています。さらに、ロンドンで一般向けの乗車サービスを開始しており、近く東京でもサービスを開始する予定です。
Wayveの共同創業者兼CEOであるアレックス・ケンダル(Alex Kendall)氏は、エリサ氏の豊富な経験と情熱を歓迎するとともに、これまで強固な財務基盤を作り上げたマックス氏への感謝と、引き続き戦略アドバイザーとして参画することへの期待を表明しています。
Wayveについて
Wayveは2017年に設立された、エンボディドAI(embodied intelligence)分野を牽引する企業です。HDマップを必要とせず、ハードウェアを問わずに利用できるAI Driverにより、自動車メーカーやフリートオーナーが、あらゆる車両・場所で運転支援から自動運転へと迅速に移行できるよう支援しています。
本記事はWayveが2026年9月16日に英国で発表したプレスリリースの抄訳をもとに作成しています。
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