神戸市と企業が連携し、高校生の海洋人材育成を支援

神戸市と株式会社Study Valleyは、兵庫県内の高校及び港湾関連企業を対象とした探究学習支援「海洋人材育成プロジェクト」を推進するため、事業運営のための協力関係を構築した。

株式会社Study Valleyは、探究学習プラットフォーム “TimeTact” を開発・提供し、これまで100社を超える企業と400校を超える高校生の探究学習の連携をサポートしてきた。探究学習は、生徒が自分で探究テーマ/課題を設定し、調査~探究成果発表を行い、そのプロセスを通して課題設定と解決の思考・思索のための総合的な知識・技術を身につける学習である。2022年度から高等学校で”総合的な探究の時間”が必修化された。

一方、現在、海洋人材は全国的に人手不足に陥っており、1868年開港である歴史ある神戸港も例外ではない。そこで、神戸市の働き掛けもあり、神戸を代表する港湾事業会社8社と連携を行い、高校生の探究学習の教材の題材として扱うこととなった。

「海洋人材育成プロジェクト」では、Study Valleyが開発するプラットフォーム”TimeTact”を使用し、探究学習を生徒・教員両方の面でサポートするだけでなく、港湾関連企業の探究コンテンツ化を行い、探究学習に欠かせない社会の「活きた課題」を学校に提供する。高校生が探究学習の教材として港湾事業の課題を取り扱うことによって、海洋事業への理解や身の回りの課題との関連性を意識することによって、長期的に海洋に興味関心をもってもらう重要な事業となる。