グラファーがリコーITソリューションズにAI駆動開発プログラムを提供
株式会社グラファーは、リコーITソリューションズ株式会社に対し、ソフトウェア開発をAI前提へと刷新する「Graffer AI駆動開発プログラム」を提供しました。本プログラムは、段階的な導入ではなく組織の目線を一気に引き上げることで、AIを前提とした開発体制の構築を支援するものです。リコーITソリューションズのパイロット開発では、当初11人月と見積もっていたタスクを約1.5人月で完遂するなど、開発生産性の向上が確認されています。
導入の背景と目的
リコーグループのソフトウェア開発をけん引するリコーITソリューションズは、社内での生成AI活用が広がるなか、ツールの利用にとどまらず開発のあり方そのものをAI前提で問い直す構想を描いていました。背景には、生成AIを前提とした開発プロセスの変革の有無が企業の競争力に決定的な差を生むという問題意識がありました。
また、リコー独自の品質基準を維持しながらAIによる効率化を両立させることも重要視されていました。同社は外部の支援を受けて組織の目線を引き上げ、AIを極限まで使いこなす到達点を早期に体感することを目指し、「Graffer AI駆動開発プログラム」の導入を決定しました。
本プログラムの伴走支援の中で既存製品の機能開発にパイロットとして取り組んだところ、当初11人月かかると見積もっていたタスクを約1.5人月で完了させました。担当者が未経験の製品領域であり、本来は多人数かつ長期間を要する規模の開発でしたが、AIの活用と開発プロセスの見直しによって完了に至ったとしています。なお、この数値は特定の機能開発における実績であり、対象範囲や開発条件により効果は異なります。
リコーITソリューションズ株式会社 取締役 専務執行役員 CTO ITソリューション事業本部 事業本部長の印田 悦久氏は、リコースタンダードを守りながらAIによる効率化と生産性向上を同時に取り入れ、開発のあり方を自らの手で作り変えていく旨のコメントを寄せています。
開発現場では、設計段階からAIに設計資料の作成を支援させ、人によるレビューと組み合わせることで、ユニットテストの工数を従来比約50%削減(ケースにより最大約80%)しました。さらにセキュリティの定常業務では、確認ポイントをAI向けテンプレートとして整備したことにより、従来半日かかっていた作業が約1時間で完了するなどの工数削減が進んでいます。
また、組織単位でAI利用状況を可視化したことで受講前後に活用度が上昇し、現場から自発的なアイデアが挙がるなど、AIを前提とした組織づくりが自律的に進んでいるとしています。
両社の概要
リコーITソリューションズ株式会社
- 所在地:神奈川県横浜市都筑区新栄町16-1
- 代表者:野水 泰之
- 設立:1982年
- 資本金:2億5,000万円
- 事業内容:ソリューションサービス事業、リコーグループ社内ITシステム事業
- URL:https://www.jrits.co.jp/
株式会社グラファー
- 所在地:東京都渋谷区千駄ケ谷1-5-8
- 代表者:石井 大地
- 設立:2017年7月18日
- 資本金:1,544,977,927円(資本準備金含む)
- 事業内容:生成AI関連ソリューション「Graffer AI Solution」や、全国250以上の自治体が導入する行政デジタルプラットフォームの提供
- URL:https://graffer.jp
本記事は株式会社グラファーの発表をもとに作成されています。
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