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NHK井上会長が定例会見 人権対策や情報棟移転、第77回紅白の概要を発表

NHKの井上樹彦会長は定例記者会見を行い、組織内における人権問題への受け止めや再発防止策、放送センター建替計画に伴う情報棟の運用状況について所感を述べました。あわせて、全国で相次ぐ災害への報道対応やサービス開始から1年を迎える「NHK ONE」の展開、第77回「NHK紅白歌合戦」の実施概要についても言及しました。

人権意識の徹底と飲酒リスクへの対策

人権にかかわる問題について、井上会長は先週公表した職員の懲戒事案や、8月に公表した職員の人権問題をめぐる不適切な対応について深くお詫びするとともに、組織全体で人権意識の徹底と再発防止に取り組む方針を示しました。

また、事案の背景にある課題として飲酒に関わるリスク事案が後を絶たない状況を挙げ、関係部局に対策の検討を指示したことを明らかにしました。健康、安全、コンプライアンスを最優先に、業界の慣行であっても必要に応じて見直していく姿勢を示しています。

新たな拠点「情報棟」の主要機能移転が完了

報道・情報発信の拠点として建設された情報棟は、8月9日にニュースセンターやラジオセンターなどが本格運用を開始したほか、今月5日には国際放送の運用も始まり、主要な機能の移転が完了しました。

情報棟にはIP技術やAIなどの最新技術が導入され、約300ものシステム・設備が整備されています。井上会長は、同時期に発生したBSチャンネルの不具合やFMラジオで放送が出ないトラブルについて重く受け止めているとし、必要な対策を講じて再発防止に取り組むと述べました。

災害報道の継続と「NHK ONE」の改善

7月に発生した令和8年熊本地震や、8月以降に千葉県をはじめ全国各地で発生した豪雨災害について、NHKは特設ニュースやSNS、アプリ通知などを活用して防災情報の提供に努めてきたと説明しました。今後も検証と改善を進め、被災地に寄り添う放送・配信に取り組む方針です。

また、サービス開始から10月で1年となる「NHK ONE」については、受信契約の確認を終えたアカウントが約447万件に達していることを公表しました。旧NHKプラスのアカウント数は昨年9月末で約668万件(毎週利用は約300万)でしたが、定着が進む一方で使いやすさに関する意見も寄せられていることから、10月から番組配信アプリの名称を「NHK ONE」に統一し、検索機能の改善などを進めるとしています。

第77回「NHK紅白歌合戦」は大晦日に開催へ

第77回「NHK紅白歌合戦」は、今年もNHKホールで開催されます。放送日時は大晦日の午後7時20分から11時45分までで、「NHK ONE」や「らじる★らじる」でも配信されます。

観覧の募集は10月1日(木)午前11時からWEBで開始予定です。さらに今回は初の試みとして、「NHK ONE」アカウントに登録し、受信契約のある世帯を対象とした観覧募集も別途実施されます。

本記事はNHKの発表をもとに作成しました。

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