三洋工業、木製OAフロアWOOD FLOOR UNIT 3.2本格販売
東京都墨田区に本社を置く三洋工業株式会社(代表取締役社長:山岸 茂)は、CLTパネルの木目を仕上材とするOAフロア「WOOD FLOOR UNIT 3.2」をリニューアルし、2026年9月15日より本格販売を開始しました。
本製品は2024年の共同開発以降にテスト販売を行っていましたが、製品のリニューアルおよび販売体制の整備が完了したことから正式に販売を開始するものです。
製品の特徴と炭素固定効果
従来のフリーアクセスフロアはスチール製パネルの上にカーペット等を敷くことが一般的ですが、本製品は南九州産スギを主な原料とするCLTパネルの木目を仕上材とし、天然の木材を現しとすることを標準仕様としています。仕上がり面に金物が見えない意匠性と簡単施工を実現した接合部により、S造・RC造を問わず新築工事から改修工事まで幅広く対応します。
製品名の「3.2」は炭素固定効果に由来しており、54mmパネルを100㎡採用した場合、約3.2tの炭素固定(CO2換算)効果が期待されるとしています(林野庁:企業による森林づくり・木材利用の二酸化炭素吸収・固定量の「見える化」ガイドラインより算出、三菱地所による試算に基づく)。
耐荷重向上と施工性の改善

今回のリニューアルでは、標準パネルの厚さを従来の36mmから44mmとすることで、耐荷重を2,500Nから3,000N(約300㎏/㎡)に向上させました。これにより同等耐荷重をもつスチール製OAパネル(三洋工業製品「サンアクセス300T」は約 9.7㎏/枚)に対し、本製品は5.0kg/枚と軽量化を図っています。
また、支持脚はボタンのようにパネル裏面のオス鋼板を支持脚の樹脂キャップに上から押し込んで固定するホックコネクト式に統一されました。樹脂キャップのガイド見直しにより施工時の位置取りを簡素化し、施工時間の短縮を目指しています。さらに、アップコンセントのカラーは木目パネルと調和するシャンパンゴールドに一新されました(配線蓋用の設備パネルは2026年9月現在ブラックのみで、シャンパンゴールド色は2027年以降に導入予定)。

製品規格は以下の通りです。

- ホックコネクト式(497㎜×497㎜×厚み44㎜):材料重量 約5.0kg/枚、耐荷重 約3,000N
- ホックコネクト式(497㎜×497㎜×厚み54㎜、受注生産):材料重量 約6.1kg/枚、耐荷重 約5,000N
- 仕上げ:専用コーティング剤を塗布
6社による共同開発体制と受賞歴
本製品は特許出願中であり、「地球によいもの、みんなでつくる、使う。」をコンセプトに以下の6社で共同開発されました。
- 三菱地所株式会社:製品の企画立案
- MEC Industry株式会社:材料の製造・加工、販売
- 株式会社乃村工藝社:デザイン監修・施工監修、製品開発全般のアドバイス
- 三洋工業株式会社:支持脚製造、施工性検証、製品販売窓口
- 株式会社リンレイ:天然木専用コーティング剤の開発・性能維持に関わるメンテナンス監修
- 丸山金属工業株式会社:特殊接合金物の開発
また、共同開発社において2025年度グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞2025 優秀賞(林野庁長官賞)、iF Design AWARD2026を受賞しています(いずれも三菱地所株式会社、MEC Industry株式会社、株式会社乃村工藝社による受賞)。
導入実績と今後の予定



2024年以降、1フロア400㎡に及ぶ案件など導入・施工実績を重ねています(掲載事例にはリニューアル前の製品も含まれます)。2026年度内には三洋工業株式会社本社の会議室への施工も予定されており、実際の施工現場として見学が可能となる予定です。
本記事は三洋工業株式会社の発表をもとに作成しました。
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