Dellows News

NTT西日本とフィリップス、SASオンライン診療・治療支援の高度化で連携

NTT西日本株式会社と株式会社フィリップス・ジャパンは、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)領域におけるオンライン診療・治療支援の高度化を目的とした連携を発表しました。NTT西日本が展開する「SASオンラインクリニック」の新たなサービスモデル構築に取り組みます。医療機関、企業、データを横断的に連携させ、運輸・交通企業のドライバーをはじめとするSAS対策を検査から治療までトータルで提供することで、交通事故問題の解決などを目指します。

新たなサービスモデルにおける3つの高度化

今回の取り組みでは、NTT西日本のデジタル基盤やサービス運用力、法人顧客基盤と、フィリップスのCPAP(持続陽圧呼吸療法)機器および治療データ活用技術を組み合わせ、以下の3つの高度化を推進します。

  1. CPAP治療データの可視化・連携

CPAP機器の使用状況や治療データをオンラインで連携し、医療機関および企業が治療状況を把握可能にします。

  1. 治療継続支援の高度化

オンライン診療およびサポート体制とデータを組み合わせ、患者ごとに最適化されたフォローアップを実施し、治療継続率の向上を図ります。

  1. 企業向け健康管理・安全管理の高度化

SAS対策を企業の安全管理・労務管理と連動させ、運輸・交通事業者をはじめとする企業における事故リスク低減に資する取り組みを推進します。なお、SAS患者は健常者と比較して交通事故リスクが高いことが報告されており、適切な治療によるリスク低減が期待されています。

両社の役割分担と期待される効果

本取り組みにおける両社の役割分担および対象顧客、期待される効果は以下の通りです。

NTT西日本の役割

  • オンライン診療・運用支援サービス(SASオンラインクリニック™)
  • クラウド・ソフトウェア・セキュリティ・データ分析等のデジタル基盤の技術・ノウハウ提供
  • 企業向けソリューション営業

フィリップスの役割

  • CPAP機器および関連ソリューションの提供
  • 治療データの取得・活用技術の提供
  • 医療業界における知見、ノウハウの提供

対象顧客

  • 運輸・交通事業者(物流・電車・バス・タクシー等)
  • 運転や作業などの安全管理を重視する企業
  • 健康経営を推進する企業

期待される効果

  • SASの検査受診率・治療継続率の向上
  • 居眠り運転等の事故リスク低減
  • 企業の従業員の健康管理業務の効率化
  • 健康経営および人的資本経営への貢献

医療・ヘルスケア領域における今後の展開

両社は本取り組みを通じて蓄積されるデータやノウハウ、知見、技術、市場ニーズ等を活用し、SAS領域に限らない医療・ヘルスケア領域における新たなサービスモデルおよび事業領域の展開を検討していくとしています。展開例として、医療関連データ活用によるドライバー業務の安全性向上の新たなサービスや、モビリティ産業と連携した医療MaaSおよび遠隔医療サービスの高度化などが挙げられています。

株式会社フィリップス・ジャパン睡眠・呼吸治療事業部長の久保 和也氏は、NTT西日本との連携によりデジタル技術と医療の力を融合し、適切な検査・治療につながる環境づくりを推進するとともに、睡眠データの活用や新たなヘルスケアサービスの創出を通じて社会課題の解決に貢献していくとしています。

また、滋賀医科大学睡眠学講座特任教授で睡眠センター長の角谷 寛氏は、今回の取り組みが患者負担の軽減に寄与して適切な医療へのアクセスを広げる可能性に触れ、SASへの理解促進と早期発見・早期治療への期待を示しています。

株式会社フィリップス・ジャパンについて

株式会社フィリップス・ジャパンは、ロイヤル フィリップスの日本法人として1953年に創業しました。

  • 本社:東京都港区
  • 代表取締役社長:安部 美佐子
  • 主な事業領域:画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、睡眠・呼吸治療、パーソナルヘルス

※ロイヤル フィリップスは2025年の売上高は180億ユーロ、全世界に約64,800人の従業員を擁し、世界100か国以上でビジネスを展開しています。

本記事はNTT西日本株式会社の発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間