飛騨市と地元団体が北ノ俣岳登山道修繕の木道設置ボランティアを募集
岐阜県飛騨市と地元団体「やまのむらトレイルネット」は、北ノ俣岳(標高2,662m)の高山植物と自然環境を守るため、「北ノ俣岳登山道修繕プロジェクト第二弾」を10月13日(火)と10月17日(土)に開催します。ボランティアと協働で登山道に簡易木道を設置する取り組みで、参加者の募集が行われています。本事業は大雨による延期を経て、参加しやすい日帰りプログラムへとリニューアルして実施されます。

泥濘化による高山植物への被害を食い止める取り組み
北ノ俣岳から飛騨市最高峰の黒部五郎岳(標高2,840m)へと続く稜線のメインルート「飛越新道」の寺地山周辺には、泥濘化した区間が複数箇所で計136mにわたり存在しています。この区間では歩行の阻害や転倒の危険があるだけでなく、登山者が泥濘を避けようと道脇を歩くことで、ミズバショウやニッコウキスゲといった周辺の高山植物が踏み荒らされ、土壌の露出や侵食が進む悪循環が課題となっていました。

事業では、泥濘箇所に簡易木道を設置して歩行環境を改善し、植生エリアへの立ち入りを防ぐことを目指します。行政や一部の管理者に依存してきた山の保全を持続可能なサポーター体制へと転換し、登山者や自然を愛する人々が自らの手で守り継ぐ保全モデルの確立を図ります。
資金調達と第一弾を経て木道設置の第二弾へ
この状況を打開するため、やまのむらトレイルネットが実施したクラウドファンディングでは目標額(300万円)を達成し、全国から350万円を超える支援金が集まりました。
当初は8月下旬から9月上旬にかけて実施予定だったものの、北陸地方を襲った記録的大雨と土砂災害の危険性により延期となっていました。9月22日(火・祝)の第一弾プロジェクトでボランティアが運び上げた資材(幅9cm×高さ6cm×長さ1mの角材、固定金具など)を使用し、今回の第二弾では現地にある枕木(倒木等)の上に手作業で簡易木道を組み立てて設置します。
開催概要と参加方法
プロジェクトの開催概要は以下の通りです。
- 開催日:第1回 10月13日(火)/第2回 10月17日(土)
- 場所:北ノ俣岳登山道(飛越新道)・北ノ俣登山口(飛越トンネル)~寺地山区間・北ノ俣避難小屋周辺
- 集合:北ノ俣登山口駐車場
- 定員:各回 5名(事前申込制・先着順)
- 参加費:無料(現地までの交通費、食料・飲料、作業用装備等は各自負担)
- 持ち物:一般的な秋山登山装備、ヘルメット、作業用手袋(軍手)、食料・飲料
- 申込期限:10月9日(金)12:00(正午)
- 当日スケジュール(両日共通):5:50~6:00 受付・参加費集金(登山口駐車場)、6:00~11:00 担当エリアにて木道設置作業(各現場エリア)、11:00~ ランチ・自由解散(作業箇所付近で各自)
本プロジェクトに関するお問い合わせは、やまのむらトレイルネット事務局(神岡振興事務所 地域振興課内、電話:0578-82-2253)またはやまのむらトレイルネット広報担当(電話:090-3584-7687)で受け付けています。




本記事は岐阜県飛騨市の発表をもとに作成しています。
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