株式会社esa、ベトナムのNIC Scale Xデモデイに登壇
プラスチックリサイクル事業を展開する株式会社esaは、2026年8月13日にベトナム・ハノイで開催された「ベトナム日本イノベーション・フォーラム(Vietnam-Japan Innovation Forum)」内のアクセラレーションプログラム「NIC Scale X」デモデイに登壇しました。同社は日越のディープテックスタートアップ140社超から選出された上位10社の1社として参加し、複合プラスチックのマテリアルリサイクル技術とベトナムを起点としたASEAN地域における資源循環構想について発表しました。
日越140社超から選出された上位10社がピッチを実施
「NIC Scale X」は、日本の政府開発援助(ODA)のもと、ベトナム財務省傘下の国家イノベーションセンター(Vietnam National Innovation Center、NIC)、在ベトナム日本大使館、国連開発計画(UNDP)が共同で推進するスタートアップ支援プログラムです。


日越のディープテックスタートアップ140社超から選ばれた上位10社を対象に、2026年5月から8月までの約3カ月間にわたってプログラムが実施されました。8月13日の「ベトナム日本イノベーション・フォーラム」ではデモデイが行われ、ベトナムから自律走行型農業ロボットや蓄熱・蓄冷システムなどを展開するスタートアップ8社が登壇しました。日本からは株式会社esaのほか、有機ナノ粒子技術を活用した次世代蓄電池を開発する東北大学発スタートアップのNanoFrontierが参加しました。
複合プラスチックの現地再資源化を目指すASEAN構想
株式会社esaは、再資源化が難しいとされてきた複合プラスチックを再生する独自技術「esa method」を核に、廃プラスチックから再生プラスチックペレット「Repla®」や各種製品を生み出すマテリアルリサイクル事業を展開しています。現在は茨城県結城市の「Yuki Circular Factory」を生産拠点としていますが、今後の海外展開においてベトナムを重要地域の一つと位置づけています。
ベトナム北部を中心に電子部品や半導体関連などの製造業が集積し、製造工程から多様なプラスチック廃材が発生しています。同社は、複数の樹脂や素材が組み合わさっているためマテリアルリサイクルが難しかった産業系プラスチック廃材を現地で回収・再資源化し、再び地域産業へ戻す仕組みの構築を検討しています。


現地企業や行政との連携による今後の事業展開
株式会社esaは、日本で構築したリサイクルモデルをそのまま輸出するのではなく、現地の産業構造や廃棄物の発生状況に応じた「地域内資源循環」の仕組みの構築を目指しています。今後は事業化に向け、以下の取り組みを中心に検討を進めるとしています。
- ベトナムの製造業から発生する複合プラスチック廃材の調査・供給元開拓
- 現地企業との回収・再資源化スキームの構築
- 再生プラスチック「Repla®」の現地での用途開発
- 現地企業、行政、研究機関などとのパートナーシップ形成
- ベトナムにおける生産・リサイクル拠点構築の可能性検討
- ベトナムを起点としたASEAN地域への事業展開

代表取締役の黒川 周子は、「esaの技術を日本から一方的に持ち込むのではなく、ベトナムで生まれた資源をベトナムの中で再び循環させる。その土地の産業や企業の皆さまとともに、地域に根付く資源循環の仕組みをつくっていくことが重要だと考えています」とコメントしています。
株式会社esa 会社概要

- 会社名:株式会社esa
- 設立年月:2022年3月1日
- 住所:東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル3階「0 Club(ゼロクラブ)」
- 代表取締役:黒川 周子
- 事業内容:一般・産業廃棄物のリサイクルコンサルティング、プラスチック廃棄物のリサイクル、プラスチックペレットの加工、販売プラスチック製品の開発、販売
- URL:https://esa-gl.com/
本記事は株式会社esaの発表をもとに作成しました。
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