スパイクスタジオ、三井住友DSアセットマネジメントのデジタル人材育成を伴走支援
生成AI技術の社会実装を支援する株式会社スパイクスタジオは、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が実施したデジタル人材育成プログラムにおいて、約9か月間の伴走支援を行いました。あわせて、本取り組みに関するインタビュー記事を公開しています。

現場社員が担うDX推進の背景
資産運用会社のミドル・バック業務は、取り扱う商品が増えるほど複雑さも比例して増していきます。増員だけでカバーし続けることが難しくなるなか、三井住友DSアセットマネジメントは「同じ人数で業務を回せる構造をつくる」ことを掲げました。
一般的なDX研修と異なり、同社は会社としての本気度を示すために9か月をかけ、「必ず成果物をつくる」ことを条件に設定しました。その担い手として、IT部門ではなくミドル・バック業務の中核を担う現場社員3名を選定しました。3名はいずれもデジタル開発の経験がなく、選定基準もデジタルスキルの有無ではありませんでした。
成果物の完成と業務効率化の実績
スパイクスタジオは、9か月を3つのフェーズで設計して伴走支援を担いました。その結果、3名全員が成果物を完成させ、現在も各部署で運用されています。
具体的な成果として、販売会社からの照会対応では、生成AIがナレッジを参照して回答文案を作成することで、1件あたり約1時間から約10分程度に短縮し品質向上にもつながりました。また、約214本のファンドを扱うチームにおけるデータ受領・保存業務の自動化では、1ファンドあたり約2〜3分程度を削減し、保存ルールの統一による担当者依存からの脱却が進んでいます。さらに情報の一元管理により、改訂業務に必要な情報を集約して他の検討にも活用できる仕組みが整いました。
最終報告会では、3名が役員の前で1人30分程度の発表を実施しました。同社ではすでに第2期が始まっており、外部の伴走に依存しない自走を目指しています。スパイクスタジオは引き続き、同社のDX推進を支援していくとしています。
スパイクスタジオの「AI人材育成」は、全社員に同じ研修を行うのではなく、使う側(利用層)、作る側(構築層)、IT統括・情シス(基盤層)の三層に分けて、それぞれに必要なスキルを定義する研修プログラムです。ツールの使い方を覚えることではなく、AIに業務を任せる設計ができる組織になることをゴールに置き、教育に加えてガイドライン策定や監査運用といった統制、業務データの整備までを設計の対象に含めています。今回の取り組みは、自らワークフローやアプリケーションを構築する「構築層(作る側)」への支援にあたります。
企業概要
株式会社スパイクスタジオ
- 本社所在地:東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階
- 代表者:代表取締役CEO 黒柳 茂/代表取締役COO 佐野 宏英
- 設立:2023年12月
- 資本金:257,692,600円(準備金含む)
- 従業員数:74名
- 事業内容:ソフトウェア開発事業、生成AIコンサルティング事業、生成AI研修事業
- URL:https://spikestudio.jp/
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
- 本社:東京都港区
- 代表者:代表取締役社長 兼 CEO:荻原 亘
- 事業内容:(1)投資運用業に係る業務/(2)投資助言・代理業に係る業務/(3)第二種金融商品取引業に係る業務
本記事は株式会社スパイクスタジオの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



