Dellows News

コミクス、店舗業務における生成AI活用の実務資料を無料公開へ

株式会社コミクスは、店舗業務における生成AIの使いどころを30の型に整理した全10ページの実務資料『「AI使っといて」では部下は動かない。部下に配る「AI 30の型」』を無料公開する。あわせて、自社の店舗業務に適用するための個別相談の受け付けも実施する。業務選定や社員間の使いこなし格差といった課題に対応し、組織での共通手順づくりを支援する狙いがある。

生成AI導入に伴う現場の課題と背景

帝国データバンクが2026年3月に実施した調査によると、生成AIを業務で活用している企業は34.5%となり、そのうち86.7%が業務への効果を実感している。一方で、活用上の課題として「生成AIを活用すべき業務の範囲」が40.0%、「専門人材・ノウハウ不足」が41.3%にのぼるほか、活用企業の18.8%でAIを使いこなせる社員と使いこなせない社員の間で能力や成果の格差が拡大したと回答している。

多店舗の現場ではシフト作成や発注、クレーム対応など複数の業務が同時に動くため、指示が曖昧なままでは活用が定着しにくい現状がある。また、個人の好事例が他店舗へ共有されない場合、成果が個人技にとどまるという課題もある。

実務資料の構成と個別相談の概要

公開される資料では、小売、飲食、サービスなどの店舗業務を想定し、生成AIを活用しやすい30の業務を3領域に分類して紹介している。

  • 現場を回す10の型:シフト表のたたき台、発注量の根拠整理、クレーム一次回答、新人マニュアルなど
  • 人を育てる10の型:研修初日の台本、現場指導の声かけ、面談の質問、評価コメントなど
  • 数字で決める10の型:日報の要約、売上増減の仮説、客単価向上案、月次の振り返りなど

あわせて、「週3回以上」「手順を説明できる」「失敗しても店が止まらない」という最初に試す3業務の選定基準や、「役割」「材料」「型」「禁止」を盛り込んだ部下へ渡す4行の指示書、週1回15分で削減時間と使い方を共有する運用の仕組みも盛り込まれている。

また、資料の無料配布にあわせ、店舗業務の棚卸しから試行業務の選定、指示書作成や定着方法の設計までを扱う個別相談を受け付ける。

資料の特徴と想定される利用シーン

本資料は機能ではなく30の具体例から自社の高頻度な業務を起点に検討できる構成となっており、依頼内容のずれを防ぐために指示を4行に固定する手法を提示している。顧客対応や発注などで最終判断をAIに任せない境界を明示し、まずは3業務から試して効果が出た型を組織へ展開する流れを想定している。

多店舗・多拠点企業の経営者や店長、エリア責任者、人事・業務改善担当者などの利用を見込んでおり、現場運営、人材育成、数値管理の各領域における業務の効率化と標準化を支援するとしている。

株式会社コミクス 会社概要

東京都渋谷区円山町15-4 近藤ビル2階に本社を置く株式会社コミクス(代表取締役 鈴木章裕)は、2007年9月に設立された。生成AI活用生産性向上支援、BtoB事業者向け営業支援、フリーランスプロ人材紹介などの事業を展開している。

  • Web:https://www.comix.co.jp/
  • 生成AI活用支援:https://www.comix.co.jp/genai/
  • コミクスアカデミー:https://www.comix.co.jp/academy/
  • AI経営者クラブβ:https://www.comix.co.jp/club/

本記事は株式会社コミクスの発表および帝国データバンクの調査情報をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間