富士薬品と埼玉県日高市が健康づくりで連携
株式会社富士薬品は、2024年8月7日に埼玉県日高市と「日高市民の健康づくりと安心安全に関する連携協定」を締結した。この協定は、富士薬品が主に配置薬による支援を通じて、日高市の地域住民の健康づくりと安心・安全な暮らしに寄与することを目指すものだ。
連携協定の4項目は、高齢者等の見守りに関する取り組み、気候変動適応法に基づく指定暑熱避難施設の開設、災害時における医薬品の供給協力、そして日高市との健幸のまちづくりパートナーとしての取り組みである。特に、配置薬の特性を生かした高齢者の見守りや、災害時の医薬品無償提供、防災グッズ・備蓄品の提供などが注目される。
日高市は2021年に「健幸のまち」を宣言し、地域住民の健康づくりを推進している。一方、富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」のスローガンのもと、配置薬販売やドラッグストア・調剤薬局、医薬品の研究開発、製造事業を通じて、地域の人々の生活に寄り添う良質なサービスの提供に努めている。
富士薬品は、地方自治体が取り組む地域住民の健康づくりを支援するため、2022年の新潟県南魚沼市を皮切りに、地方自治体との連携協定の推進に取り組んでおり、日高市との協定締結により6市目となった。
富士薬品は1930年に富山県富山市で配置薬販売業を創業し、現在では複合型医薬品企業として事業を展開している。日本全国に1,271店(2024年3月末時点)を展開する「セイムス」ブランドを中心としたドラッグストアと、全国に広がる配置薬販売ネットワーク、医療用医薬品の研究開発力を生かし、誰もが豊かな人生を送れる社会の実現に向けて、人々の暮らしのあらゆる場面で寄り添い、元気な生活を支え続けている。