東京都と結婚相談所が「結婚おうえんTOKYOミーティング」で連携

東京都は6月10日、「結婚おうえんTOKYOミーティング」の第1回を東京都庁会議室で開催した。これは、結婚を希望する都民への婚活支援を民間事業者団体と連携して進める初の試みだ。

一般社団法人日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)から出席した升村要理事長と吉末育宏副理事長は、官民連携による未婚化解消の活動に全面的に賛同し、団体を挙げて協力体制を築いていく意向を表明。結婚を希望する都民の婚活支援として、民間の結婚相談事業者を有効活用するための提言を行った。

具体的には、官民連携によるPR・情報発信で民間結婚相談所のイメージアップと利用促進を進めることや、利用者への経済的支援の提供、婚活をサポートする民間事業者のスタッフ育成に関する東京都からの支援の提供などを提言した。

JMICに加盟する結婚相談所連盟を利用して結婚した会員数は、2013年の年間21,000人から10年連続で増加し、2022年には年間約38,000人に達した。国内の婚姻件数が年々減少する中、結婚相談所を通じて結婚する人は大幅に増加している。

JMICは1990年に設立され、2015年に「日本結婚相手紹介サービス協議会」に改組、2016年に一般社団法人化した。結婚相手紹介サービス事業の調査研究、倫理綱領・自主規制基準の作成、推進などを行い、業界の信頼性向上と国民の幸福に寄与することを目的としている。