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大正製薬、ビフィズス菌G9-1と乳酸菌KS-13で猫のBUN低下を確認

大正製薬株式会社(本社:東京都豊島区、社長:上原 茂)は、Bifidobacterium bifidum G9-1(ビフィズス菌G9-1)およびLactobacillus acidophilus KS-13(乳酸菌KS-13)の継続摂取により、猫の腸内菌叢の構成が変化するとともに、血中尿素窒素(BUN)が低下することを確認しました。この研究成果は、2026年9月8日から11日に開催された第169回日本獣医学会学術集会にて発表されました。両菌株の継続摂取は、腸内環境の改善を通じて猫の腎機能維持に寄与する可能性が期待されています。

研究の背景と腸腎連関への着目

猫は加齢に伴い慢性腎臓病を発症しやすく、腎機能低下の予防や進行抑制が重要な課題とされています。近年では腸内環境と腎機能が密接に関係する「腸腎連関」が注目されており、腸内細菌によって生じるパラクレゾールなどの腐敗産物の一部は尿毒素の前駆物質として、全身の臓器や腎機能へ悪影響を及ぼす可能性が報告されています。また、腸内腐敗産物の一種であるアンモニアは肝臓で尿素に変換されて腎臓から排泄されるため、血中の尿素量を反映する血中尿素窒素(BUN)は腎機能低下に伴い上昇することが知られています。

同社はこれまでに、ビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13の継続摂取によって猫の腸内菌叢全体のバランスが変化し、アンモニアやパラクレゾールが減少することを確認していました(2026年7月14日発表)。これらの知見を踏まえ、両菌株の摂取が猫の腎機能指標および腸内菌叢構成に及ぼす影響についての検討が行われました。

BUNの有意な低下と腸内菌叢の変化を確認

試験では、健康な猫17例を対象にビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13を56日間継続的に摂取させ、腎機能の指標と腸内菌叢の構成を評価しました。

評価の結果、摂取前と比較して28日後および42日後において、血中尿素窒素(BUN)の有意な低下が認められました。あわせて摂取前後の腸内菌叢を菌属レベルで評価したところ、複数の細菌群の構成割合に変化が認められ、両菌株が猫の腸内菌叢の構成に影響を与えることが示唆されました。

今後の展望

これらの結果から、ビフィズス菌G9-1および乳酸菌KS-13は猫の腸内菌叢に作用し、腸内腐敗産物の減少や腸内環境の改善を通じて腎機能維持に寄与する可能性が示唆されたとしています。大正製薬株式会社は、今後もプロバイオティクスや腸内菌叢に関する研究を進め、生活者とその家族であるペットの健康で充実した生活の実現に貢献していくとしています。

本記事は大正製薬株式会社の発表をもとに作成されています。

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