ヴァン クリーフ&アーペルがルド コレクションの新作5デザインを発表
ジュエリーメゾンのヴァン クリーフ&アーペルは、1934年に誕生した象徴的なデザインを再解釈した「ルド」コレクションより、5つの新たなデザインを発表しました。ベルトのシルエットを想起させるしなやかなメッシュ構造とバックル型のクラスプを特徴とし、多彩なゴールドと宝石を組み合わせています。同コレクションの伝統的な美学を受け継ぎながら、新たな素材の採用や色彩のグラデーションを取り入れたバリエーションが加わりました。
3色のゴールドと貴石が織りなす新作デザイン
今回の新作では、レンガ状の「ブリケット」メッシュを採用した3つのモデルと、六角形(ヘキサゴン)のリンクで構成された「ハニカム」メッシュの2つのモデルが登場します。



ブリケット メッシュのモデルは高い柔軟性を備え、3段階のサイズ調整が可能な機構が組み込まれています。イエローゴールドと深みのあるブルーサファイア、ホワイトゴールドとエメラルド、ローズゴールドとルビーという3種類の組み合わせが展開されます。


ハニカム メッシュを受け継ぐ2つの新作は、六角形の中央にスターセッティングで石があしらわれています。ホワイトゴールドのモデルにはブルーサファイア、ラピスラズリ、カルセドニーが組み合わされ、イエローゴールドのモデルにはダイヤモンド、エメラルド、クリソプレーズに加え、メゾンとして初採用となるサンナン スカルンが配されています。
作品に使用される宝石は、熟練の宝石鑑定家によって選定されています。ダイヤモンドはカラーがDEF、クラリティがIF〜VVS2のグレードのみが用いられます。オーナメンタルストーンにおいても、パイライトの斑点を含むミッドナイトブルーのラピスラズリや、白い縞が入ったカルセドニーなどが厳選されています。


今回初めて採用されたサンナン スカルンは、2015年にスイス宝石学研究所(SSEF)によって発見された、ジュエリーではきわめて稀にしか用いられない石です。クラスプを彩る各ストーンモチーフは、ゴールドの構造に合わせて精密にリカットされ、手作業による研磨で仕上げられます。
伝統を受け継ぐ職人技とスターセッティング


流れるような生地の質感をゴールドで表現するため、ブリケットや六角形のモチーフは一つひとつ手作業で組み立てられ、可動性が調整されています。1920年代以来受け継がれているミラーポリッシュの技術により、セッティングの前後を含めて入念な研磨が施されます。
また、1930年代にルド作品で初めて採用されたスターセッティングの技法も用いられています。各リンクに鏨(たがね)で星の形状を彫り込み、穴をあけて石をセットした後、職人がビーズ状の爪を目立たないように折り曲げて石を固定する工程が踏まれています。

1934年の誕生から続くルドの歴史
1930年代の女性たちに支持されたベルトから着想を得たルド ブレスレットは、1934年に誕生しました。翌年には六角形のリンクによるハニカムモデルが登場し、その後もリングやウォッチ、ラペルクリップなどへ応用されてきました。
主な歴史的展開は以下の通りです。
- 1934年:“ブリケット”バージョンのルド ブレスレットが誕生
- 1935年:“ハニカム”モデルが登場
- 1945年:スネークチェーンを用いた「ルド パンピーユ」ブレスレットを制作
- 2003年:「ルド スワン ウォッチ」を発表
- 2019年:ハイジュエリー シグネチャー コレクション等でデザインを再解釈
本記事はヴァン クリーフ&アーペルの発表をもとに作成しています。
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