ロブロックスが単独アプリ展開やAI制作ツールなど新機能を発表
オンラインプラットフォームのRoblox(ロブロックス、NYSE:RBLX)は、クリエイターコミュニティを対象とした第12回「Roblox Developers Conference (RDC)」を開催し、新たなイノベーションを発表した。ゲームエンジンやAIツールの提供により、自作ゲームの単独アプリ展開やウェブブラウザからの直接参加などを可能にする。あわせて、クリエイター向けの新たな金融アカウント「Roblox Wallet」などの収益化機能も公開された。
世界で1億3,200万人以上が利用し、180以上の国と地域から集まるプレイヤーが過ごした総時間数は前四半期だけで290億時間にのぼる(2026年6月30日を末日とする四半期のデータに基づく)。同プラットフォームでは、プレイヤーがデバイスや場所を問わず参加できるよう、以下の機能追加や拡張を予定している。
- Roblox Everywhere:クリエイターがロブロックスのテクノロジーとサービスを活用し、モバイルやPC、コンソール上で自作ゲームを単独のアプリとして展開できるオプションが近日中に提供される。
- Play on the Web:今年末までに、アプリをインストールすることなくChromeブラウザ上で体験詳細ページから直接ゲームに参加可能となる(他のブラウザも順次対応予定)。
- Play Offline:オンラインとオフラインのモードを組み合わせることで、オフライン環境でもシングルプレイのキャンペーンやセッションをプレイ可能にする。
- Play New Kinds of Games:正投影(オルソグラフィック)カメラ、アニメーション画像コンテナ、スプライトシートの直接インポート機能を追加して2Dゲーム対応を強化する。ぼかし効果やテキストシャドウなどの新しいUI機能に加え、非同期のターン制マルチプレイゲームをサポートする通知システムも導入される。
- ゲーム間の接続機能:別のゲームに移動しても引き継がれる「フレンド」チャットタブや、音声入力機能が提供される。


AIとゲームエンジンによる制作環境の拡張
複雑なゲーム制作に対応するシステムとして、AIによる制作レイヤーの構築が進められている。
- Buildの拡張:指示テキスト(プロンプト)を入力してゲームを作成・公開できるアプリ内タブ「Build」は、セルビアとシンガポールでパブリックアルファ版の提供エリアを拡大している(利用可能な機能や提供状況は年齢および地域によって異なる)。夏にニュージーランドで開始されて以来、約9,000のゲームが公開され、作成者の71%はこれまでRoblox Studioを使用したことがないユーザーであった(2026年9月1日時点のデータに基づく)。
- Scene Generator:今年後半に登場予定の機能で、テキストプロンプトと参考画像から動作するレイアウトを生成し、Studio内で詳細な調整を行えるようにする。
- NPCの機能:開発者に代わってプレイテストを行う機能など、新たに2つの行動パターンが今年末までに追加される。
2013年のDevExプログラム開始以来、クリエイターが獲得した収益は累計で50億ドル以上、直近12ヶ月間では約17億ドルに達している(2026年6月30日時点のデータに基づく)。さらなる成長に向け、金融サービスの拡充とランキングの最適化が行われる。
- Roblox Wallet:実際の通貨で直接収益を得られる金融アカウント。毎営業日の自動入金や口座間での資金移動、詳細な収益分析機能を提供する。米国のお客様向けの決済サービスはAirwallex US, LLC(NMLS #1928093)などの金融パートナーを通じて提供され、今年後半に対象となる米国の18歳以上のクリエイターへ展開後、来年にグローバル展開を予定している。
- Roblox Card:Roblox Walletと連携し、カード決済対応店舗で残高を利用できるカードとして来年から展開予定。
- Moments:ゲームプレイ動画から直接ゲームを開始できるタブで、米国で本格利用が可能となっている(利用可能な機能や提供状況は年齢および地域によって異なる)。
- Discovery Ranking:長期的な視点(28日間やそれ以降)での評価や、新規プレイヤーの獲得数を指標とする最適化のテストが実施されている。
- 企業サイト:corp.roblox.com
- 金融パートナー関連情報:airwallex.com
本記事はロブロックス・コーポレーションの発表をもとに作成。
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