「名前のわからないもの展」原宿で開催

株式会社メルカリは、2024年8月20日から8月28日までの9日間限定で、原宿のイベントスペース「UNKNOWN HARAJUKU」にて、日常にあふれる名前のわからないものたちを集めた体験型施設「名前のわからないもの展」をオープンする。

「メルカリ」には、累計30億品以上の商品が出品されているが、その中には正式な名称が知られていないがゆえに適切な商品名が付けられず、検索に引っ掛かりにくく、購入されることもないモノたちが数多く存在している。また、商品名がわからないために出品さえされずに家に眠っているものも多くあると考え、まだ使用価値のあるものを市場に循環させたいという願いを込めて、今回の展示会が企画された。

「名前のわからないもの展」では、お弁当についている醤油の容器やラーメンの湯切りに使うザルなど、200点以上の名前のわからないものたちが展示される。来場者は、それらの正式な名前とその由来、歴史などを知ることができる。

「てぼ」(知名度16%):ラーメンやうどん、そばなどの麺を入れて茹でたり、ザルを勢いよく振って湯切りしたりするもの。店ではもちろん、自宅でも活躍するアイテム。「湯切り」や「麺ザル」などと呼ばれている
「ランドルト環」(知名度16%):視力検査の際に使用する、アルファベットの「C 」のようなマークが並んだ表。普段は「視力検査のやつ」や「視力検査のC」などと呼ばれている

また、夏祭りの定番である金魚すくいをアレンジした「ランチャームすくい」も体験できる。これは、金魚の代わりに魚の形をした醤油さし「ランチャーム」を泳がせたもので、成功するとオリジナル缶バッジが当たる巨大ガチャに挑戦できる。

さらに、「メルカリ」で売られている名前のわからないものたちについての知名度調査結果も公開された。例えば、パンの袋を閉じるための「バッグクロージャー」の知名度は39%、お弁当に入っている醤油容器「ランチャーム」は15%だった。

「バッグクロージャー」(知名度39%):パンの袋をねじって穴に通すだけで簡単に袋を開け閉めができるアイテム。パンの乾燥やカビが生えることを防ぐ役割。「パンをとめるやつ」や「パンクリップ」などと呼ばれている

本イベントでは、「#名前のわからないもの展」というハッシュタグを付けてX(旧Twitter)に投稿すると、抽選で100名に2,000円分のメルカリポイントがプレゼントされるキャンペーンも実施される。

また、特別アンバサダーとして、映画やドラマで見たことはあるが名前まではわからない名脇役や、再現ドラマで一度は目にしたことがある俳優3名が就任し、リアルなコメントを寄せている。

(左から)佐藤祐一さん、呑山仁奈子さん、芳野友美さん

メルカリは、この体験型施設を通じて、知られていない商品の名前を知ってもらい、身近にある「名前のわからないもの」に価値を見出してもらうことで、すべてのモノに価値があると気付くきっかけを提供したいとしている。