日本蓄電池とデジタルグリッド、山形県鶴岡市の蓄電所で需給調整市場の運用を開始
日本蓄電池株式会社とデジタルグリッド株式会社は、山形県鶴岡市に設置した系統用蓄電施設「NC鶴岡市湯田川蓄電所」について、2026年9月14日より需給調整市場における運用を開始したと発表した。
本施設は再生可能エネルギーの出力変動を吸収・平準化し、地域電力の安定供給への貢献を目的としており、系統用蓄電池による需給調整事業のモデルケースとして位置づけられている。両社はそれぞれの強みを活かし、エネルギーの新たな価値創出に取り組むとしている。
NC鶴岡市湯田川蓄電所の概要
施設の設備仕様および運用体制は以下の通り。
- 施設名:NC鶴岡市湯田川蓄電所
- 所在地:山形県鶴岡市
- 定格出力・容量:1,999kW・8,146kWh
- 蓄電池システム:TMEIC(蓄電池:CATL)
- 需給調整運用開始日:2026年9月14日
- アグリゲータ:デジタルグリッド株式会社
再生可能エネルギーの普及拡大に伴い、電力需給の変動調整は日本のエネルギーシステムにおける重要課題となっている。蓄電池は発電と消費の時間的ギャップを埋める存在として注目されており、系統の安定化と電力市場の高度化を支える基盤インフラとされる。
本プロジェクトでは、両社が以下の役割で協働を実施している。
- 日本蓄電池:プロジェクト全体の開発・運用・現場管理
- デジタルグリッド:デジタルグリッドプラットフォームを活用したアグリゲーション・需給調整市場などへの参入支援
これにより、技術・運用・市場の三位一体による持続可能な電力調整モデルの構築を実現するとしている。
今後の展開
日本蓄電池は今後、全国各地での系統用蓄電所展開を推進し、JEPX(卸売市場)・需給調整市場・容量市場・防災エネルギー支援を連携させた地域エネルギーモデルの確立を目指す方針を示している。デジタルグリッドとの協業を通じて、再エネの安定活用と脱炭素社会の実現に寄与していくとしている。
発表企業概要
日本蓄電池株式会社
- 代表者:代表取締役社長 漆原秀一
- 所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビルディング13階
- 事業内容:系統用蓄電池施設の開発・運用
- URL:https://nipponchikudenchi.co.jp
デジタルグリッド株式会社
- 代表者:代表取締役社長CEO 豊田 祐介
- 所在地:東京都港区赤坂1-7-1 赤坂榎坂ビル3階
- 事業内容:電力・環境価値取引プラットフォーム「DGP」の運営、分散型電源のアグリゲーションサービスの提供
- URL:https://www.digitalgrid.com/
本記事は日本蓄電池株式会社およびデジタルグリッド株式会社の発表をもとに作成。
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