貴金属買取の覆面調査で店舗間に最大434,000円の査定差 App BASE公表
貴金属・ジュエリーの一括査定サービス「ゴールドドクター」を運営する株式会社App BASE(本社:大阪府大阪市、代表取締役:五十部泰樹)は、買取店舗を対象に実施した全5回の覆面調査結果をまとめた「総合調査レポート」を公表しました。同一の貴金属4点を持ち込んだ調査において、現地店舗間だけで最大434,000円の査定差が生じたことが判明しています。地域や立地による査定価格の傾向の違いのほか、極端な安値提示や長時間の引き止めといった営業実態も報告されています。
調査の概要と提示額の比較
調査は2026年6月15日~2026年9月4日の期間、東京都・神奈川県・千葉県の中から選定した計24店舗を対象に実施されました。調査員は一般消費者として来店し、「貴金属に関する知識はない」「金なのかメッキなのか分からない」「本日は売却せず持ち帰る予定」という統一条件で査定を依頼しました。対象商品は、K18/PT900 ダイヤモンドリング2点、K18 メレダイヤリング1点、K18 ネックレス1点の計4点です。
各エリアにおける現地店舗の提示額と差額は以下の通りです。


- 東京都・神奈川(広域・8店舗):最高510,000円/最低200,000円(差額310,000円)※ゴールドドクター査定額:554,931円
- 港区赤坂エリア(3店舗):最高497,698円/最低377,000円(差額120,698円)※ゴールドドクター査定額:551,493円
- 葛飾区金町エリア(5店舗):最高516,000円/最低398,500円(差額117,500円)※ゴールドドクター査定額:538,191円
- 郊外エリア(系列FC店・3店舗):最高326,000円/最低157,014円(差額168,986円)※ゴールドドクター査定額:564,564円
- 葛飾区新小岩エリア(5店舗):最高517,000円/最低83,000円(差額434,000円)※ゴールドドクター査定額:541,380円


※相場変動の影響を排除するため、ゴールドドクターの査定額は調査日同日の相場を適用しています。
立地特性による傾向と営業実態


調査結果によると、都心部・激戦区(赤坂など)では徒歩圏内での相見積もりが前提となるため初回から比較的高額な提示がみられた一方、店舗間で10万円以上の差が生じていました。郊外・ロードサイドエリアでは競合が少なく価格競争が起きにくいため、大手チェーンの同系列FC店間でも約17万円(最大168,986円)の価格差が生じ、全体的に低水準にとどまる傾向が確認されました。

下町・住宅街エリア(新小岩・金町など)では価格差が大きく現れ、顧客が持ち帰ろうとすると数十万円単位で価格を釣り上げるなどの強引な交渉や長時間の引き止めが多発したとしています。2026年9月に国民生活センターが発出した注意喚起「店舗でのアクセサリーまたは貴金属等の買取に関する消費者トラブルにご注意! -断り切れず買取に応じてしまったケースも-(https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20260902_1.pdf)」を裏付ける実態がみられました。
貴金属買取市場における主な課題
調査を通じて、以下の4点が課題として挙げられています。
- 同一商品で最大45万円超(最低83,000円からゴールドドクターの最高541,380円まで458,380円)の価格差が発生するリスク
- 有名ブランドや大手チェーンの同系列FC店間でも最大168,986円の査定差が生じる点
- 知識の有無を探った上で低額を提示し、退店を阻止しながら価格を釣り上げる強引な営業
- バックヤードでの査定による重量や単価の不透明さ、および店舗ごとの鑑定精度のばらつき
売却時の注意点
ゴールドドクターは、貴金属やジュエリーを売却する際に不利益を被らないためのポイントとして、1店舗の査定額のみで即決せず複数店舗で比較すること、1gあたりの単価や重量など提示価格の根拠の開示を求めること、長時間の引き止めや極端な価格交渉を行う店舗には警戒して断ることを挙げています。
本記事は株式会社App BASEの発表をもとに作成されています。

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