SUNABACO、今治市で2027年3月に自律航行ロボコンを実証開催へ
熊本県八代市に本社を置く株式会社SUNABACOは、愛媛県今治市が公募した「今治市次世代海事人材育成プログラムの実施及び海のロボコン開催に向けた調査実証業務委託」の受託事業者として選定された。公募型プロポーザル方式による選考を経て決定したもの。
これに伴い、本年度のロボコン開催実証事業として、2027年3月に今治城のお堀を舞台とした「今治城 自律航行ロボットコンテスト(Imabari Maritime Robot Challengee)」のエキシビジョン大会が開催される予定となっている。
業務受託の背景と目的
日本最大の海事都市である愛媛県今治市をはじめとする日本の海事・造船産業では、人口減少に伴う労働力不足への対応や生産性向上が喫緊の課題となっている。2035年の造船建造量倍増(1,800万総トン)という目標の達成に向け、既存業務のボトルネックを特定・解消するDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められている。
今後の造船業では、データ空間の知能を現実世界の自律協働ロボットや船舶に実装する「フィジカルAI」やIoTなどの先端技術を活用した次世代型の造船ドック「Shipyard 4.0」の実現が鍵とされる。本事業は、完全自律航行船をはじめとするフィジカルAIの実装や高度なロボティクス制御を担うトップレベルのエンジニアを育成し、今治の地に集積させることを目指している。
本格的な「海のロボコン」開催に向けた実証事業として、2027年3月に今治城のお堀でエキシビジョン大会が予定されている。
本大会は世界標準のロボット開発プラットフォームであるROS(Robot Operating System)を活用した海洋ロボティクス競技会となる。参加チームには標準化された自律航行船(ASV)の船体やLiDAR、深度カメラ等の環境認識センサーが供与され、波や風などの自然環境下で障害物回避や自動着桟といった完全自律航行アルゴリズムの実装力を競う。
- 大会名称:今治城 自律航行ロボットコンテスト(Imabari Maritime Challengee)エキシビジョン大会
- 実施時期:2027年3月(予定)
- 開催場所:今治城 お堀(愛媛県今治市)
- 競技内容:発光ブイの画像認識、指定ゲートの自律通過、RTK-GNSSを活用した数センチ単位の高精度な自動着桟タスク等の実証
- 操縦方式:完全自律航行(手動操縦による介入は不可)
技術勉強会と試走会の実施
2027年3月の大会本番に向け、自律航行システムの構築をサポートする取り組みも行われる。参加希望者やエンジニアを対象とした「技術勉強会」や、実際の水環境でデータ収集や調整を行う「試走会」が順次開催され、ROS(Robot Operating System)などの技術スキル向上や競技環境の創出が図られる。
今後の展望
株式会社SUNABACO(代表取締役:中村まこと、若林理恵子)は、実証事業で得られた知見や技術的課題を分析し、次年度以降の大会運営や人材育成プログラムの高度化へつなげる方針だ。愛媛県今治市と連携しながら、海事産業の発展と次世代人材の輩出に取り組むとしている。
本件に関する問い合わせは、同社広報担当の若林理恵子(電話番号:070-3843-2932、メールアドレス:rieko@sunabaco.com、コーポレートサイト:https://sunabaco.com/ )で受け付けている。
本記事は株式会社SUNABACOの発表をもとに作成。
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