鳥取県が話題作を活用した戦略的広報を展開 職員採用や温泉文化発信へ波及
鳥取県は、ドラマなどの話題のコンテンツや職員の個性を組み合わせ、県政情報への入口をつくる戦略的な広報活動を展開しています。TBS系日曜劇場「VIVANT」をきっかけとした情報発信を機に、観光振興だけでなく県職員採用や文化施策など複数の分野へ話題を波及させています。


話題作をきっかけにした観光や地域振興の展開



鳥取県では、3年前の「VIVANT」第1シーズン放送時から、鳥取砂丘の風景が劇中に登場する架空の国「バルカ共和国」を思わせることをきっかけに、「VIVANTごっこ」を活用した情報発信に取り組んできました。平井伸治知事をはじめ県職員らも参加し、作品の放送やSNS上の盛り上がりに合わせて観光や地域情報へ関心をつなげています。
第2シーズンでは鳥取県内で実際にロケも行われ、撮影地となった日南町をはじめとする地域でも発信が広がりました。日南町が8月27日に期間限定の愛称「NICHI VIVANT CHO」を発表するなど、自治体の枠を越えた取り組みへ発展しています。
職員の個性を生かした採用情報の拡散

鳥取県は、話題を観光以外の県政情報へ広げる取り組みも進めています。8月28日に鳥取県広報公式Xで発信された「鳥取県職員採用試験」の募集情報では、阿部寛さんが演じる公安・野崎守を思わせる広報課職員の松田健係長(41歳、日吉津村から人事交流で鳥取県庁広報課に勤務)を写真に起用しました。
作品を想起させるコピーと職員の個性を入口にしたことで、9月8日時点で表示回数約180万回、いいね約2.5万件、リポスト3,950件、ブックマーク1,779件、返信155件を記録しました。メディアでも「県庁の野崎さん」として取り上げられ、県職員募集の認知拡大につながったとしています。


さらに9月7日には、湯梨浜町で全国初となる「温泉文化・世界サミット」が開催されました。このサミットは「温泉文化」の2030年ユネスコ無形文化遺産登録を目指し、日本の温泉文化を国内外へ発信するもので、全国の自治体や温泉関係者、地域住民ら約450人が参加しました。
会場では「温泉文化アンバサダー」に就任した漫画「テルマエ・ロマエ」の原作者・ヤマザキマリさんと、映画で阿部寛さんが演じた主人公・ルシウスを思わせる浴衣姿の松田係長が対面し、各メディアで報道されました。ヤマザキさん本人からも雰囲気がそっくりで驚いたという声が寄せられ、温泉文化に関する情報発信につながりました。
鳥取県では今後も、SNSやメディア、話題のコンテンツ、地域で働く人を組み合わせながら、戦略的な情報発信に取り組むとしています。
- 取材問い合わせ先:鳥取県 令和の改新戦略本部 広報課(電話:0857-26-7020、メール:kouhou@pref.tottori.lg.jp)
本記事は鳥取県の発表をもとに作成されています。
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