パナソニックHDが2040年の技術未来ビジョンを策定
パナソニックホールディングス株式会社の技術部門は、2040年の未来像とその実現に向けた研究開発の方向性を示す「技術未来ビジョン」を策定した。このビジョンでは、2040年に実現したい未来を「一人ひとりの選択が自然に思いやりへとつながる社会」と定義し、その実現に向けた3つの要素と”めぐる”姿を示している。
1つ目の要素は「資源価値最大化(エネルギー・モノ・食)」で、日々の生活の中にグリーンで安心安価なエネルギー・資源が”めぐる”ことを目指す。2つ目は「有意義な時間創出」で、日々の時間の使い方の中に生きがいが”めぐる”ことを目指す。3つ目は「自分らしさと人との寛容な関係性」で、心地よい心身の状態でまわりの人との関係性の中に思いやりが”めぐる”ことを目指している。
1つ目の要素はサステナブル領域において、グリーンで安心・安価なエネルギーや資源をあまねく行き渡らせることを目指し、2つ目と3つ目の要素は、1つ目を前提に、くらしのウェルビーイング領域において、自分や友人・家族・コミュニティ・自然との関係に生きがいや思いやりを行き渡らせることを目指すとしている。
また、実現したい未来の状態や世界観を俯瞰して描写したイラストも公開されている。パナソニックHDは、本ビジョンの実現に向けて、お客様の声に耳を傾け、パートナーと共創に取り組む上での羅針盤としていくとしている。