在宅医療の効率化へ、クラウド電子薬歴でソラミチシステムとHYUGA PRIMARY CAREが提携
株式会社ソラミチシステムは、同社が提供するクラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』において、HYUGA PRIMARY CARE株式会社が提供する報告書管理システム『ファムケア』と連携した「報告書FAX送信機能」を2024年7月23日より販売開始すると発表した。
この機能により、『CARADA 電子薬歴』で作成した薬剤服用歴の内容を、『ファムケア』で作成した報告書に簡単に転記できるようになる。これにより、連携する関係者への報告書作成時に薬歴を改めて記載し直す必要がなくなるほか、『ファムケア』で作成した報告書はFAX・メールでの送信予約ができるため、薬剤師の業務の手間を軽減し、効率化が図れるという。
日本では2040年には高齢化率が約35%まで上昇すると推計されており、在宅医療のニーズは増加傾向にある。在宅医療では、医師や看護師、薬剤師、ケアマネジャーなどがチームとなり連携を取りながらケアを実施するため、薬剤師にも在宅患者への対応が求められている。
在宅医療を行う薬局・薬剤師は、連携する関係者に向けて、患者への処方内容や指導内容などを報告書にて情報共有する必要があるが、対応する在宅患者の増加により、複数の報告書の作成や送付に多くの時間や手間がかかっていた。
今回の機能追加により、『CARADA 電子薬歴』で作成した薬歴内容を、『ファムケア』で作成した報告書に簡単に転記が可能となる。これにより報告書作成時に薬歴を改めて入力し直す必要がなくなるほか、『ファムケア』で作成した報告書はFAX・メールでの送信予約が可能となるため、報告書の印刷や送付といった手間が省ける。
HYUGA PRIMARY CARE株式会社の代表取締役社長である黒木哲史氏は、「クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』と『ファムケア』の連携により、使いやすさの向上だけでなく在宅業務の効率化が図れ、薬剤師はより対人業務へ集中することが可能となる」とコメントしている。
株式会社ソラミチシステムの代表取締役社長である田浦貴大氏は、「『ファムケア』は、在宅業務の『管理力』を向上させ、業務効率化を図るクラウド型報告書管理システムだ。今回、クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』との連携で、薬局の在宅業務の効率化に大きく貢献できると信じている」と述べている。