若者に人気のQR決済、クレカは50代が最も利用

アメリカン・エキスプレスが、日本の消費者を対象に実施した「デジタル決済に関する実態調査」の結果を発表した。この調査は、過去1年間に3回以上オンラインショッピングを利用した18歳から64歳までの約1,000人を対象に行われた。

調査結果によると、オンラインと店舗の両方でクレジットカードが最も頻繁に利用されている決済方法であることが明らかになった。特に50代のクレジットカード使用率は、オンラインで80%、店舗で63%と最も高かった。一方、20代や30代の若年層では、モバイルアプリやQRコードの使用率が他の年代に比べて高い傾向が見られた。

モバイルウォレットの未利用率は約70%に上り、その理由として「この決済方法を導入していない」「使い方がわからない」「利用可能な場所がわからない」などが挙げられた。未利用率は特に高齢者で高く、店舗での未使用率は60代が20代の約1.3倍だった。

タッチ決済の利用は拡大中であるものの、利用方法や利用可能な場所などの情報提供や利便性の向上が求められている。

政府の後押しや訪日外国人観光客需要の回復により、キャッシュレス決済は今後も継続的に拡大すると期待されている。QRコードやタッチ決済など、新しい支払い手段の多くがクレジットカードに紐づいており、クレジットカードはキャッシュレス決済の基盤としての役割も担っている。アメリカン・エキスプレスは、今後もクレジットカードやデジタル決済でのサービス拡充を通じて、安心、安全で便利なキャッシュレス決済の実現に貢献していく方針だ。