DX遅れで3人に1人が離職検討、働き方に関するアンケート調査
株式会社Colorkrewが全国1000名を対象に実施した「2024年 働き方に関するアンケート調査」の結果が発表された。この調査は、2024年4月11日から12日にかけてインターネットアンケート形式で行われ、会社経営者・役員・正社員・契約社員・公務員を対象としている。
調査結果によると、自身が勤める会社が「すでにDX化できている」と答えたのは6.1%にとどまり、29.3%が「特に取り組んでいない」と回答した。また、約3人に1人が「DXが進まないことで離職を考える」と答えており、進まないDXによる人材流出の恐れが示唆された。
さらに、若手社員とベテラン社員の間で生じる”ジェネレーションギャップ”によって、中堅社員が抱える”名もなき仕事™”や苦悩が明らかになった。”名もなき仕事™”とは、人に伝えづらいスキマ仕事のことを指す。中堅社員からは「お昼休憩も取らず汗水垂らし働けという上司と、始業ギリギリまで来なくて仕事量も少ない若手社員の狭間で、面倒事は常に自分に押し付けられていた」といった衝撃的なエピソードも寄せられた。
調査担当者は、時代の流れと共に変化する職場環境によって、埋まらないコミュニケーションの溝を一因に、円滑に進まない仕事が発生し、中堅社員の肉体的、心理的負担が増えてきていると考察している。そのため、中堅社員は「効率のよい業務プロセスへ改善」へとつながるDXを求めていると分析している。
株式会社Colorkrewは、ハイブリッドワークの推進と、それによって生じる課題をWork SaaSを通じて解決すべく、総務Tech・HRTech・グループウェア・セキュリティ領域のプロダクトを展開している。同社は今回の調査結果を踏まえ、2024年6月から「DX・働き方改革」に特化した展示会に出展し、経営者やマネージャー、バックオフィスの悩みに耳を傾けていく方針だ。