日本コンタクトレンズ協会、20~40代の85%が見え方に悩み 乱視調査を実施
一般社団法人日本コンタクトレンズ協会は、20~40代の男女100名を対象に実施した「目の悩みについてのアンケート」の結果を公表しました。調査では日常生活で見え方に気になることがある人が85%に上る一方、乱視の症状をよく知っている人は35%にとどまる実態が明らかになりました。同協会は9月10日の「コンタクトレンズの日」をきっかけとして、眼科受診や乱視用コンタクトレンズを含む適切な矯正へとつなげていくことを目指しています。
85%が普段の見え方に悩み 「目が疲れやすい」が最多
調査によると、普段の生活で見え方が気になることがあるか尋ねたところ、「目が疲れやすい」が63%で最も多くなりました。次いで「文字が二重に見えることがある」が35%、「見えているけどスッキリしない」が33%、「夜のライトがにじんで見える」が30%と続いています。「特にない」と回答した人は15%にとどまり、20~40代の85%が日常生活の中で見え方に何らかの気になることがあると回答しました。


また、パソコンやスマートフォンの使用、読書や勉強、運転の後に目の疲れや頭痛・肩こりを感じることがあるかという質問では、「よくある」が32%、「ときどきある」が42%となり、合計74%が不調を感じている結果となりました。なお、目の疲れや頭痛・肩こりにはさまざまな原因があり、これらの症状だけで乱視と判断することはできません。

乱視症状の認知度は35% 検査への関心は半数超

乱視によって文字やものが二重に見えたり、にじんで見えたりすることの認知度については、「聞いたことはある」が45%で最多となり、「よく知っている」は35%、「知らなかった」は20%でした。乱視特有の見え方について十分な知識を持っている人は、全体の3人に1人にとどまっています。


一方で、自分に乱視があるか検査してみたいと思うか尋ねたところ、「検査してみたい」が53%と半数を超えました。「乱視があると言われたことがある」と回答した人も24%に上り、自身の見え方や乱視への関心や自覚の高さがうかがえます。
乱視用コンタクトレンズの認知については、「知っているが使ったことはない」が32%で最も多く、「名前だけ聞いたことがある」(20%)と「知らなかった」(20%)を合わせた詳しく知らない層は40%を占めました。なお、「使ったことがある」は15%、「現在使っている」は13%でした。
専門医が見え方と目の疲れの関係を解説
道玄坂糸井眼科医院の副院長である糸井素啓先生は、乱視について、文字が二重に見えたり暗い場所で見えにくくなったりするだけでなく、なんとなく見えづらい、目が疲れやすい、夕方にピントが合いにくいといった症状として現れることもあると指摘しています。特に軽度の乱視は視力が出るため自覚しにくいケースもあり、乱視は見えやすさだけでなく楽に見えるかどうかにも関わっていると説明します。
また、見えづらさから目を凝らすことで目の乾きや疲れにつながることがあり、適切なレンズを選ぶことで負担が軽減する可能性があるとして、違和感がある場合は眼科医へ相談することを推奨しています。
日本コンタクトレンズ協会の川浦康嗣会長は、コンタクトレンズが高度管理医療機器であることに触れ、見え方に気になることがある場合は眼科医に相談し、検査・処方に基づいて目に合った製品を正しく使用することが大切であるとコメントしています。
9月10日「コンタクトレンズの日」に合わせた啓発活動
一般社団法人日本コンタクトレンズ協会は、9月10日の「コンタクトレンズの日」に合わせて「マイナビニュース」で啓発記事を公開します。
- 啓発記事:「文字が二重に」「光がにじむ」──その見えづらさ、乱視が関係しているかも? 眼科専門医に聞く、見えづらさの原因と改善のヒント
- URL:https://news.mynavi.jp/kikaku/20260910-4901559/
- JCLA公式サイト「くっきりとした見え方をサポートする乱視用コンタクトレンズという選択」URL:https://www.jcla.gr.jp/ranshi/
「コンタクトレンズの日」は、コンタクトレンズを人差し指に乗せて装着する動作のイメージ(9と10)や語呂合わせ、10月10日の「目の愛護デー」の1カ月前であることなどを理由に、同協会が2017年に制定しました。
【調査概要】
- 調査名:「目の悩みについてのアンケート」
- 調査主体:一般社団法人日本コンタクトレンズ協会
- 調査期間:2026年7月31日~8月4日
- 調査方法:インターネットログイン式アンケート
- 調査実施:株式会社マイナビ コンテンツメディア事業本部
- 調査対象:20~40代の男女合計100名(年齢、男女、コンタクトレンズ・眼鏡使用者、裸眼の均等割付は行っていません)


【一般社団法人日本コンタクトレンズ協会 概要】
- 所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷3-15-9SWTビル8F
- 会長:川浦康嗣
- 電話:03-5802-5361
- 設立:1958年7月1日(2009年4月1日一般社団法人化)
- 会員構成:正会員35社、賛助会員26社(2026年8月31日現在)
本記事は一般社団法人日本コンタクトレンズ協会の発表(日本人の乱視有病率に関する出典:Miki, A., et al. Prevalence, Associated Factors, and Inter-Eye Differences of Refractive Errors in a Population-Based Japanese Cohort: The Tohoku Medical Megabank Eye Study. Ophthalmic Epidemiology. 2023 31(1), 46-54)をもとに作成しました。

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